提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (73 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
221104
肝腫瘍診断・治療のための画像ナビゲーションシステム
日本肝臓学会
【保険収載が必要な理由】現在、肝細胞癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)と同時に施行する画像ナビゲーションシステムの活用についてのみ加
算が認められている。近年、根治性の高さからRFAに代わりマイクロ波焼灼療法(MWA)の件数が増加している。RFA同様にMWAもナビゲーショ
ンシステムの活用で正確かつ安全な治療が可能となる。RFAやMWAの治療支援以外にも腫瘍の位置確認に広く活用される機会が増えており、経
皮的肝腫瘍生検などの際にも活用されている。同手技はRFAに加えてMWAや肝腫瘍生検の技術料として評価される必要がある。
【技術の概要】
【既存治療との比較・有効性】
厚生労働省のNDBにおいてMWAは
2020年に1700件施行。最近では200
件/年の増加が見られる。そのため
2022年以降は2000件/年の施行が予
想され、同程度の肝腫瘍生検があるこ
とが推測される。このうち25%が腫瘍
同定困難であることを予想すると
1000件が対象となる。
本法を使用しなかった場合、不充分な
治療による追加MWA治療(推定500
件)や再生検(推定500件)必要にな
る。
【対象疾患】
肝悪性腫瘍(肝細胞癌、転移性肝癌など)
【診療報酬状の取り扱い】 MWA,肝腫瘍生検で本法を使用した場合の加算案(200点)
診断法
保険点数(点)
件数/年
提案(点)
MWA
17410
2,000
17610
肝腫瘍生検
1600
2,000
1800
*200点の理由:磁気センサーのカバー
代(500-1000円)および技術料を合算し
た200点を追加した.
275
腫瘍の同定が困難な症例が再発時に受
けるMWA治療17410点×500件と生
検サンプリングエラー症例における再
生検1600点×500件の削減効果が見込
まれる(9505万円)。一方で新たに
1000件に加算が増加することが見込
まれるため200万円の増額となること
が推測される。以上より9305万円の
削減効果が期待できる。