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提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称

2022 年 JCS ガイドライン フォーカスアップデート版

2)著者

合同研究班参加学会(日本循環器学会、日本医学放射線学会、日本核医学会、日本冠疾患学会、日本胸部外科学会、日本新血管インターベンショ
ン治療学会、日本心臓血管外科学会、日本心臓病学会)
班長 中埜 信太郎、香坂俊

3)雑誌名、年、月、号、ページ

P 1-46

4)概要

第2章 非侵襲的画像検査の選択 検査前確率・臨床的尤度シーケンスと利用可能な画像検査診断法に基づいたアルゴリズム
1.2 機能的非侵襲的イメージング
SPECTはもっとも一般的な機能的イメージング技法であり,数々の知見からその診断精度が確認されており,さらに長期のリスク予測における役
割がすでに検証されている。SPECTではさまざまな負荷プロトコルが用いられている。負荷イメージングに関する近年の知見として、201Thallium
MPIを用いた心筋血流予備能の定量的評価は,LMCA病変や3枝病変について高い診断能を示している。

1)名称

First validation of myocardial flow reserve assessed by dynamic 99mTc-sestamibi CZT-SPECT camera: head to head comparison with
15O-water PET and fractional flow reserve in patients
with suspected coronary artery disease. The WATERDAY study

2)著者

Denis Agostini, Vincent Roule, Catherine Nganoa, Nathaniel Roth, Raphael Baavour, Jean-Jacques Parienti, Farzin Beygui, Alain
Manrique

3)雑誌名、年、月、号、ページ

European Journal of Nuclear Medicine and Molecular Imaging (2018) 45:1079–1090

4)概要

安定した冠動脈患者において、半導体カメラを用いたダイナミックSPECTによる心筋血流(MBF)および血流予備能(MFR)推定を、O-15-water
PETおよび心臓カテーテル検査の冠血流予備量比(Fractional Flow Reserve、FFR)と比較し、その実行可能性を検討した。30名の患者を前向き
に対象とし、主要冠動脈(LAD、LCx、RCA)のFFR計測を行った。50%以上の狭窄は閉塞性、0.8以下はFFR異常と判断した。全例にMBFとMFR算出の
ための動的安静/ストレスTc-99m-sestamibi 半導体SPECTとO-15-water PETを施行した。PETおよび半導体SPECTによる虚血は、MFRがそれぞれ2お
よび2.1より低い場合に存在するとみなされた。
結果 MFRは全体および各冠動脈血管領域において、両モダリティとも同程度であった。半導体SPECTの感度、特異度、精度、陽性および陰性予測
値はそれぞれ、虚血の検出に対して83.3、95.8、93.3、100および85.7%、血行力学的に有意な狭窄(FFR≦0.8)の検出に対して58.3、84.6、
81.1、36および93%であった。
結論 ダイナミックTc-99m-sestamibi SPECTは、O-15-water PETと比較して同様のMFRが得られ、安定したCAD患者においてMFRの障害とFFRの異常
を検出する高い診断価値が得られた。

1)名称

Low-dose dynamic myocardial perfusion imaging by CZT-SPECT in the identification of obstructive coronary artery disease

2)著者

Wanda Acampa, Roberta Assante, Teresa Mannarino, Emilia Zampella, Adriana D’Antonio, Pietro Buongiorno, Valeria Gaudieri, Carmela
Nappi, Alessia Giordano, Ciro Gabriele Mainolfi, Mario Petretta, Alberto Cuocolo

3)雑誌名、年、月、号、ページ

European Journal of Nuclear Medicine and Molecular Imaging (2020) 47:1705–1712

4)概要

冠動脈疾患(CAD)が疑われる患者または既知の患者において、ダイナミック半導体SPECTプロトコルにより心筋血流(MBF)と心筋灌流予備能
(MPR)を測定し、閉塞性CADを予測する動的データの能力を調査した。CADが疑われる患者または既知の患者173名を対象に、安静時およびストレ
ス画像用にそれぞれ155MBqおよび370MBqのTc-99m-sestamibiを注入した後、ダイナミック半導体SPECTを実施した。全灌流障害(TPD)<5%を正
常とした。閉塞性CADは、冠動脈造影で70%以上の狭窄と定義された。
結果 全体的なMPRは、MPIが正常な患者と比較して異常な患者で低かった(p < 0.05)(2.40 ± 0.7 vs. 2.70 ± 0.8)。TPDとMPRの間には、有
意ではあるが弱い相関が認められた(r = - 0.179, p < 0.05)。血管造影データが得られた91人の患者において、閉塞性CAD患者(n = 21)は、
そうでない患者(n = 70)と比較して、充血MBF(2.59 ± 1.2 vs. 3.24 ± 1.1 ml/min/g)とMPR(1.96 ± 0.7 vs. 2.74 ± 0.9) は低く(と
もにp < 0.05)なった。単変量解析では、TPD、充血MBF、MPRが閉塞性CADの有意な予測因子であったが、多変量解析ではMPRのみが独立した予測
因子となった(p<0.05)。血管ごとの解析では、閉塞性CADのある31血管では、CADのない242血管と比較して、局所充血MBF(2.59 ± 1.2 vs.
3.24 ± 1.1 ml/min/g)および局所MPR(1.96 ± 0.7 vs. 2.74 ± 0.9 )が低かった(p < 0.05)。
結論 CADが疑われる患者または既知の患者において、ダイナミック半導体SPECTで評価したMPRは、心筋灌流画像所見と良好な相関を示し、閉塞
性CADの予測に有用であることが示された。

1)名称

First Validation of Myocardial Flow Reserve Derived from Dynamic 99mTc-Sestamibi CZT-SPECT Camera
Compared with 13N-Ammonia PET A Pilot Study

2)著者

Atsushi Yamamoto, Michinobu Nagao, Kiyoe Ando, Risako Nakao,Yuka Matsuo, Akiko Sakai, Mitsuru Momose, Koichiro Kaneko, Nobuhisa
Hagiwara,Shuji Sakai

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Int Heart J 2022; 63: 202-209

4)概要

N-13陽電子放射断層撮影法(NH3-PET)と比較して、心筋血流(MBF)の定量的評価における半導体SPECTの有用性を検討した。半導体SPECTとNH3PET間のMBFと心筋血流予備能(MFR)の相関を検証した。1カ月以内に両検査を使用した14人の患者を登録し、前向きに分析した。これら2つの方
法で得られたMBFとMFRの再現性をSpearmanの相関係数とBland-Altman plot解析で検討した。NH3-PETの結果を用いてMFR<2.0と定義した異常MFR
に対する半導体SPECTの診断価値は、受信機操作特性(ROC)分析で評価された。
結果 MBFはNH3-PETと比較して半導体SPECTで高値であったが(平均差、0.43[0.34-0.53])、MBFとMFRは二つのモダリティで相関があった
(MBF:r = 0.71, P < 0.0001, MFR:r = 0.60, P < 0.0001). ROC曲線解析では、半導体SPECTで異常なMFRを検出するためのカットオフ値は1.6
であった(感度68%、特異度91%、AUC0.75)。
結論 半導体SPECTとNH3-PETで得られたMBFとMFRは良好な相関を示し、半導体SPECTによる定量的MFR評価がNH3-PETのMFRの傾向を理解するのに役
立つ可能性が示唆された。

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

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安定冠動脈疾患の診断と治療