よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和7年度予算の編成等に関する建議 (45 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html
出典情報 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療上の問題がないという医師の判断や、リフィル期間中の薬剤師に
よる適切なフォローが大前提であるが、今後、政府を挙げて、リフィル処
方を短期的に強力に推進していく観点から、リフィル処方の利用率が低
い原因を正確に把握した上で、早急かつ的確な KPI を設定するとともに、
外来診療に係る包括払い化の導入も含め、更なる利用促進のために必要
な政策対応を検討すべきである。〔資料Ⅱ-1-37 参照 〕
エ)保険給付の範囲の在り方の見直し
現役世代の保険料負担軽減を含め、国民皆保険制度の持続可能性を確
保するとともに、創薬イノベーションの推進を着実に図っていく観点か
ら、自助・公助を適切に組み合わせていくことが必要となる。
セルフケア・セルフメディケーションの推進や、費用対効果評価の本格
適用により「薬事承認されたが保険収載されていない医薬品」の範囲が拡
大していくこと等と整合的な制度改正を検討する必要がある。
〔資料Ⅱ-
1-38 参照 〕
a)保険給付範囲の見直しの考え方
我が国の外来薬剤費や国民1人当たり外来受診回数は諸外国と比べて
高い水準にあり、セルフケア(自分の身体は自分のために自分で守る)、
セルフメディケーション(軽微な身体的不調は自分自身で対応する)を推
進する余地があると考えられる。また、医療技術の進歩に伴い高額な医薬
品の収載が増加傾向にあり、今後も、保険財政への影響が大きい医薬品が
出てくることも想定される。
こうした状況を踏まえ、イノベーションの推進や質の高い医薬品への
アクセスの確保、国民皆保険の持続性確保を両立する観点から、費用対効
果評価の対象範囲の拡充に加えて、自助・公助の適切な組み合わせの観点
から、保険給付範囲の在り方を検討する必要がある。
〔資料Ⅱ-1-39 参
照 〕

-33-