4. 医学会・医会の見解及び論点
1. OTC とすることの可党について
・OTC とすることは可 (日本消化器病学会)。
ン 本薬の安全性について 14 日以内の短期使用であれば、特段注意すべき点はない。
有効性についても、短期間の症状改善を目的とするなら、大きな間題はない。
・OTC とすることは和 (日本了臨床内科医会)。 「 '
肺炎、消化管副作用 (下痢)、肝障害、骨の脆弱化、血液障害等の副作用が懸念
されること、自覚症状の軽減により重大な疾思をマスクする可能性があること。

2. OTC とする際の留意事項について (楽剤師の助言も参考に、一般使用者が自己判所可能な湊委か侍)
・ 効能及び効果については、 症状を主体として表現とすること。また、本薬の OTC と
しての位置付けは、短期間で改善する可能性のある軽症の逆流性食道炎や非びらん
性骨食道逆流症の愚者の症状緩和とすること (日本消化器病学会)。
・ 投与日数について、海外と同様に投与制限が必要であること (日本消化問病学会)。
・症状が改善しない場合に、医療機関を早めに受診できるような体制が整えられてい
ること (日本消化問病学 ら)。

3. その他
・ 逆流性食道炎の維持療法や非びらん性胃食道逆流症の吊者では、低用量規格 (オメ

プラゾール : 10mg、ランソプラゾール : 15mg、ラベプラゾール : 10mg) で有効性
が確立していることから、高用量規格 (オメプラゾール : 20mg、ランソプラゾール :
30mg、ラベプラゾール : 20mg) は不要と考える。

5. 参考資料一覧

1) オメプラール錠 10、オメプラール錠20 医薬品インタビューフォーム
2) 胃食道逆流症 (GERD) 診療ガイドライン, 日本消化器病学会編集

3) 胃食道逆流症 (GERD) 診療ガイドライン 2013 改訂第 2 版, 日本消化器病学会編集
4) 消化性潰瘍診療ガイドライン, 日本消化器病学会編集

$) NMM ドライン 2014一機能性ディスペプシア (FD), 日本消化問

学会編集

| く海外添付文書>

1) 英国 Boots Acid Reflux 10mg Gastro-Resistant Tablets (Boots)

2) 仏国 Omeprazole Pfizer 10 mg gelules gastro-resistantes (Pfizer PGM)
3) 独国 Antra (Bayer)

4) 米国 Prilosec OTC (Procter 色 Gamble)

$) 加国 OMEPRAZOLE 20 MG (TEVA CANADA LIMITED)

ー] 2-