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参考資料 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00025.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第27回 3/12)《厚生労働省》
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(5) 海外における複数の観察研究で、プロトンボポンプインヒビターによ
る治療において骨粗殻症に伴う股関節骨折、手関節骨折、硝椎
骨折のリスク増加が報告されている。特に、高用量及び長期間(1
年以上) の治療を受けた愚者で、骨折のりスクが増加した。

(6) 海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロ
トンポンプインヒピターを投与した上患者においてクロストリジウメ・
ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。

(7⑦) ヘリコバクター・ピロリの除菌判定上の注意:オメプラゾール等の ,

プロトンボンプインヒビターやアモキシシリン水和物、クラリスロマイ
シン等の抗生物質及びメトロニダゾールの服用中や投与終了直
後では、*"C-尿素呼気試験の判定が偽陰性になる可能性がある
ためぬ、#C-尿素呼気試験による除菌判定を行う場合には、これらの
薬剤の投与終了後4週以降の時点で実施するととが望ましい。

(8) ラットに類薬であるランソプラゾール (50mgkg/日)、アモキシシリン
水和物(300mgykg/ 日) 及びクラリスロマイシン (160mg/kg/日)を
俳用投与した試験で、母動物での毒性の増強とともに胎児の発
育抑制の増強が認められている。

【薬物動態】
血凌中濃度

(1) オメプラゾール単独投与時のデータ
健康成人(6例)にオメプラゾール10mg及び20mgを空腹時に単
回経口投与したとき、投与後約2時間で最高和半中濃度に遅し、
消失半減期はそれぞれ2.8時間及び1.6時間であった)。
(健康成人6例、10mqg及び20mg単回経口投与(平均値+SE))

ACG ia
投与量 | Cmax(ngmL) Tmax(h) Gag・hranT) Tis(hy)
10nng 18.1ま31.5 2.3+0.6 引80.7寺160.2 2.5
20mg 405.2152.0 2.30.2 1160.4646.3 1.6
(ngmは
1900コ
自 - ーー :10mp 経口投生
ーー:20rmg 反口投与


1ロゴ
3


変 19-



0081152 3 4 5 6 7 8 00 計W
建康成人(6例) にオメプラゾール20mgを朝食前に1日1回7日間
投与したとぎ、第7日目のCmax及び血中濃度曲線下面積
(AUC) はいずれも第1日目の約1.4倍に増加したり。
また、胃潰凛慮者($例) 及び十二指腸潰瘍目者 (4例)にオメプラ
ゾール20mgを1日1回朝食後に14日間投与したとぎ、第7日目の
AUCは第1日目に比べ有意な増加が認められたが、第7 日 目と第
14日目の間ではCmax、AUCのぃいずれも増加は認められなかっ
1

(2) オメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシン投
与時のデータッ
健康成人(11例)にオメプラゾール20mg、アモキシシリン水和物
75S0mg (力価) 及びクラリスメロマイシン400mg(力価)を1日2回7日
間反復経口投与後の血凌中オメプラゾール濾度は、投与約2.5
時間後にCmaxを示し、約2時間の半減期で消失した。オメプラ
ゾールのCmax及びAUCは、単回投与時に比して反復授与により
上昇したが、投与4日目と7日目ではほぼ語様で、4 日 目までには
定常状態に遠した。

(健康成人11例、3剤併用反復投与(平均値+SD))

Cmax(ngfmL) | Tmaxi(hr) AUCrs (ng*BhymL) Ti (hr)
794キ410 2.7和上1.6 2936土1732 1.780.62
効果発現時間

胃潰瘍財者にオメプラゾール20mgを1日1加朝食後に経口投与したと
き、投与2ご6時間後より胃酸分泌抑制効果が認められた?。

ー] 7ー

代謝

外国人のデータでは、筆康成人にオメプラゾールを経口投与したとき、
血均中の主代謝物はオメプラゾールスルホボン及びヒドロキシオメプラ
ゾールで、これらの代謝物はいずれも表酸分泌換制作用をほとんど示
さなかった59.また、ヒト肝ミクロソームによるin vitro試験の結果から、ヒ
ドロキシ体及びスルホン体の生成にはそれぞれ主にCYP2C19及び
CYP3A4が関与し、ヒ上ドロキシ体への代謝クリアランスはスルポン体の4
倍であると報告されている7。CYP2C19には遺伝多型が存在し、遺伝
学的にCYP2C19の機能を欠損する個体(PM) は日本人を含むモンゴ
ル系人種で13ご20%、コーカサス系人種で3…49%と報告されている9。
FMに おけるオメプラゾールの緩やかな代晶は、 他のプロトンポンプ阻
害剤9と何様である。

排浴

外国人のデータダタでは、 MC拉論オメブラゾ ールを投与したとき、投与放
射能の約80%が尿中に、約20%%が養中に排注された39。

相互作用

外国人のデータでは、オメプラゾールは、 主にチトクロームF430 2C19
(CYP2C19) 及び一部3A4(CYP3A4)を介して肝騰で代謝を受ける。
オメプラゾールの自半中濃度は、クラリスロマイシンとの併用により、
Cmax及びAUCは約2倍に上昇した。一方、アデモキシシリン水和物との
併用は、オメプラゾールの血毅中動上に影響しなかった1!。ジアゼパ
ム、ワルファリン (R-ワルファリン) 、ブフェニトインもCYP2C19によって代謝
されるため本剤との併用により、ジアゼパム和及びフェニトインゆのクリア
ランスはそれぞれ27%及び15%低下し、ワルファリンゆの血 中濃度は
129%%上昇したとの報告がある。

鼻白結合率

96…98%(限外ろ過法)

了血液透析

慢性透析思者を対象に ォメプラゾー ルを1】日1回20mg経口投与し、自
既中濃度を検討した試験において、血液透析による除去はほとんど説
められず、透析日及び非透析日で体内薬物動態に彩響はみられな
かった 139.16), 7 -

生物学的同等性束

オメプラゾ ールの20mg錠<1錠と10mg錠x2惑は生物学交に同等であ
る。

【臨床成績1
胃潰瘍十二指腸潰瘍、了基合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-
EIlison症候群
716例を対象に実施された一般臨床試験の概要は次のとおりであ
る19.2021)22023)29.2929)。
また、二重盲検比較試験(胃潰瘍、十二指腸濱瘍)において本剤の有
用性が認められでている。

堪患名 有効率 治癒率

胃漬洛 98.096(388/896例) 92.5% (359/388例)

十二指腸病洛 98.39%%238/242例) 95.7%%(223め33例)

葬合部病瘍 1009%% (34/34例) 97.19%(33及4例)

逆流性食道火 97.5%4(39740例) 100%(37/37例)

Zallinger-Elispp症候群 100%(44后) 100%(3例)

(有効率は"中等度改善以上"を集計、治癒率は内視鏡判定による。)

HH受容体括抗剤抵抗性の逆流性食道炎を対象とした国内の了臨床試
験においてオメプラゾール10mg及び20mgを6ヵ月 間投与した時の再
発抑制効果が認められてでている?)。

投与群 24週後非再発素(Kaplan-Mcicr法)
オメプラゾール10mmg群 39.896
オメプラゾール20mg群 87.3%

海外において、逆流性食道炎を対象にオメプラゾール10mg及び20mg
投与による6ヵ月から12ヵ月の維持療法が実尋された想床試験におい
て再発の危険因子が検討され、治療開始時の逆流性食道炎の程度、
年齢喫煙、治療開始時の逆流症状の程度が再発の危険因子である
ことが報告きまれている9。

非ぴらん性置食道逆流症

非びらん性四食道逆流症を対象とした国内の牙床試験において、オメ
プラゾール10mgを4週間投与したときの投与4週時の胸やけ完全消失
率及び十分な胸やけ改善率はそれぞれ32.39%(31796例)、45.8% (44/
96例) であった2?9 。