参考資料 (339 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00025.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第27回 3/12)《厚生労働省》 |
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承認年月日
再審査期間
再審査結果
通知日
の特徴・概要
2022 年 12 月 7 日(成人)
2023 年 3 月 8 日(小児)
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等
に関する法律第14条第2項第3号イからハまでのいずれに
も該当しない。
エソメプラゾールは、AstraZeneca が開発した、ラセミ体で
あるオメプラゾールの一方の光学異性体(S 体)を含有す
るプロトンポンプインヒビター(以下、PPI)である。エソ
メプラゾールは、既存のオメプラゾールと比べて薬物動態
及び薬力学作用の個体間変動が小さく、オメプラゾール以
上の臨床効果を発揮する薬剤を目指して開発された。2000
年 3 月 10 日にスウェーデンで胃食道逆流症を初めとする
胃酸関連疾患の効能・効果で承認されて以降、2017 年 3 月
現在、世界 125 カ国以上で承認、販売されている。
エソメプラ ゾール 及び オメプラゾ ールの 臨床 効果は胃酸
分泌抑制に起因することが確認されているため、エソメプ
ラゾールの 胃酸分 泌抑 制効果がオ メプラ ゾー ルと同程度
であれば、両剤の臨床効果も同程度であると推測される。
そこで、本邦ではオメプラゾールを対照とした薬力学試験
開発の経緯
及び胃酸関 連疾患 の代 表的疾患で ある逆 流性 食道炎治療
( イ ン タ ビ におけるオメプラゾールとの非劣性試験を実施し、エソメ
ュ ー フ ォ ー プラゾール の臨床 効果 について同 用量の オメ プラゾール
に対する非劣性を確認するとともに、安全性においてオメ
ム 1 )等より)
プラゾールと同程度であることを確認した。その結果、既
承認のオメプラゾールが有する逆流性食道炎以外の効能・
効果については新たな国内臨床試験を実施せず、オメプラ
ゾールと同じ用法・用量で、2011 年 7 月、
「逆流性食道炎、
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、非びらん性胃食道逆
流症、Zollinger-Ellison 症候群及びヘリコバクター・ピロリ
の除菌の補助(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃 MALT リンパ腫、
特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治
療後胃)」の承認を得るに至った。また、同時に「非ステロ
イド性抗炎 症薬投 与時 における胃 潰瘍又 は十 二指腸潰瘍
の再発抑制」が胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往歴を有する
非ステロイ ド性抗 炎症 薬継続投与 患者を 対象 とした国内
第Ⅲ相臨床試験の結果に基づき、効能・効果として承認さ
れた。
再審査結果
医療用医薬品
2011 年 7 月 1 日
2012 年 6 月 22 日(低用量アスピリン投与時における胃潰
瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の効能・効果を追加)
2013 年 2 月 21 日(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎にお
けるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の効能・効果を
追加)
2018 年 1 月 19 日(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、
逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison
症候群における小児の用法・用量を追加)
2011 年 7 月 1 日~2021 年 6 月 30 日(成人)
2018 年 1 月 19 日~2022 年 1 月 18 日(小児)