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参考資料 (318 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00025.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第27回 3/12)《厚生労働省》
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薬剤名等
ボリコナゾール

臨床症状・措置方法
機序・危険因子
本剤の作用を増強す 本剤のC max及びAUC
ることがある。
が増加したとの報

0.1~5%未満
肝臓

告がある。ボリコナ
ゾールは本剤の代謝
酵素(CYP2C19及び
CYP3A4)を阻害する
ことが考えられる。
ネルフィナビルメシ ネルフィナビルの作 相互作用の機序は不
ル酸塩
用を減弱することが 明である。
ある。
ネルフィナビルの血
中濃度が低下するこ
とがある。
クロピドグレル硫酸 クロピドグレル硫酸 本剤がCYP2C19を阻

塩の作用を減弱する 害することにより、
ことがある。
クロピドグレル硫酸
塩の活性代謝物の血
中濃度が低下する。
セ イ ヨ ウ オ ト ギ リ 本剤の作用を減弱す セイヨウオトギリソ
ソ ウ ( S t . J o h n ' s ることがある。
ウが本剤の代謝酵
Wort、セント・
素(CYP2C19及び
ジョーンズ・ワート)
CYP3A4)を誘導し、
含有食品
本剤の代謝が促進さ
れ血中濃度が低下す
ることが考えられる。

血液
頭痛
精神神経系
発熱

その他

過敏症

消化器

頻度不明
多形紅斑、光線過敏症、
そう痒感
下痢・軟便、 嘔吐、鼓腸放 舌 炎 、 顕 微 鏡 的 大 腸
便秘、悪心 屁、腹痛、口 炎(collagenous colitis、
内炎
lymphocytic colitis)、
腹部膨満感、カンジダ
症、口渇

頻度不明
AST、ALT、Al-P、
γ-GTP 、LDHの上昇
白血球数減少、血小板
数減少、貧血
眠気、しびれ めまい、振戦、傾眠、

不眠(症)、異常感覚、
うつ状態
脱毛、倦怠感、頻尿、味覚異常、動悸、
関節痛
月経異常、筋肉痛、発汗、
筋力低下、低マグネシ
ウム血症、霧視、浮腫、
女性化乳房、及びBUN、
クレアチニン、尿酸、
トリグリセライド、血
清カリウム、総コレス
テロールの上昇

〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉
1~5%未満
1%未満注)
発疹
下 痢 ・ 軟 便 口内炎、腹痛、舌炎、口渇、十二指腸
( 3 3 . 4 % )、 食道炎、悪心、炎
消化器
味 覚 異 常 腹部膨満感、
(10.5%)
便秘
AST上昇
肝機能異常、ALT上昇、
肝臓
Al-P上昇、ビリルビン
上昇、LDH上昇
好酸球数増多、血小板
数減少、貧血、白血球
血液
数増多、白血球分画異

頭痛、しびれ感、めまい、
精神神経系
睡眠障害
尿糖陽性
尿蛋白陽性、尿酸上昇、
総コレステロール上昇、
その他
QT延長、発熱、倦怠感、
カンジダ症、動悸、霧

過敏症

11. 副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常
が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1 重大な副作用
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、気管支痙攣等)があら
われることがある。
11.1.2 汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少(いず
れも頻度不明)
11.1.3 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明)
11.1.4 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)

皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
(いずれも頻度不明)
11.1.5 視力障害(頻度不明)
11.1.6 間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)
腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意すること。
11.1.7 低ナトリウム血症(頻度不明)
11.1.8 間質性肺炎(頻度不明)
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場
合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間
質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤
の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.9 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があ
らわれることがある。
11.1.10 錯乱状態(頻度不明)
せん妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等があ
らわれることがある。
11.2 その他の副作用
〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃
食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群〉

0.1%未満

5%以上

表中の頻度は胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるオメプラゾール、アモ
キシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与の成績に基づく。
注)頻度不明を含む。

12. 臨床検査結果に及ぼす影響

〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉
オメプラゾール等のプロトンポンプインヒビターやアモキシシリ
ン水和物、クラリスロマイシン等の抗生物質及びメトロニダゾー
ルの服用中や投与終了直後では、13C-尿素呼気試験の判定が偽陰
性になる可能性があるため、13C-尿素呼気試験による除菌判定を
行う場合には、これらの薬剤の投与終了後4週以降の時点で実施す
ることが望ましい。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
14.1.1 本剤は腸溶錠であり、服用にあたっては、噛んだり、砕いた
りせずに、飲みくだすよう患者に指導すること。
14.1.2 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指
導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ
刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発
することがある。

0.1~5%未満 0.1%未満
発疹
蕁麻疹

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報
〈効能共通〉
15.1.1 本剤の長期投与中に良性の胃ポリープを認めたとの報告があ
る。

(3)