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参考資料 (335 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00025.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第27回 3/12)《厚生労働省》
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18.2 胃酸分泌抑制作用
18.2.1 ペンタガストリン刺激分泌
健康成人への1日1回30mg単回並びに7日間経口投与により著明
な胃酸分泌抑制作用が認められ、この作用は投与24時間後も持
続する5)。
18.2.2 インスリン刺激分泌
健康成人への1日1回30mg7日間経口投与により著明な胃酸分泌
抑制作用が認められる33)。
18.2.3 夜間分泌
健康成人への1日1回30mg7日間経口投与により胃酸分泌の明ら
かな抑制が認められる34)。
18.2.4 24時間分泌
健康成人における24時間胃液採取試験で、1日1回30mg7日間経口
投与により1日を通して胃酸分泌の著明な抑制が認められる35)。
18.2.5 24時間胃内pHモニタリング
健康成人及び十二指腸潰瘍瘢痕期の患者への1日1回30mg7日間
経口投与により、1日を通して著明な胃酸分泌抑制作用が認めら
れる36)-38)。
18.2.6 24時間下部食道内pHモニタリング
逆流性食道炎患者への1日1回30mg7〜9日間経口投与により胃食
道逆流現象の著明な抑制作用が認められる20)。
18.3 ヘリコバクター・ピロリ除菌の補助作用
18.3.1 アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンともにラン
ソプラゾールとの併用により、経口投与後の胃組織中濃度の上
昇が認められる(ラット)。
18.3.2 ヘリコバクター・ピロリ除菌治療におけるランソプラゾー
ルの役割は胃内pHを上昇させることにより、併用されるアモキ
シシリン水和物、クラリスロマイシンの抗菌活性を高めること
にあると考えられる39),40)。

4)Delhotal-Landes B. et al.:Eur J Drug Metab Pharmacokinet.
1991;3:315-320
5)立野政雄 他:臨床医薬. 1991;7:51-62
6)竹本忠良 他:臨床成人病. 1991;21:769-783
7)竹本忠良 他:臨床成人病. 1991;21:975-993
8)竹本忠良 他:臨床成人病. 1991;21:995-1013
9)竹本忠良 他:Modern Physician. 1991;11:117-125
10)竹本忠良 他:Modern Physician. 1991;11:253-260
11)中村 肇 他:Therapeutic Research. 1990;11:4039-4045
12)安武晃一 他:消化器科. 1990;13:602-610
13)浅香正博 他:薬理と治療. 1991;19:953-966
14)児玉 正 他:薬理と治療. 1990;18:4891-4900
15)森瀬公友 他:薬理と治療. 1991;19:327-338
16)湯川永洋 他:薬理と治療. 1990;18:4919-4924
17)興梠憲男 他:Therapeutic Research. 1991;12:917-928
18)園田孝志 他:薬理と治療. 1990;18:4911-4918
19)西村善也 他:薬理と治療. 1990;18:4901-4909
20)関口利和 他:Therapeutic Research. 1991;12:191-213
21)岸清一郎 他:Progress in Medicine. 1990;10:3197-3206
22)竹本忠良 他:臨床成人病. 1991;21:327-345
23)竹本忠良 他:臨床成人病. 1991;21:613-631
24)牧山和也 他:薬理と治療. 1991;19:307-325
25)三澤 正 他:Therapeutic Research. 1991;12:175-189
26)小越和栄 他:薬理と治療. 1991;19:933-946
27)遠藤光夫 他:臨床成人病. 1999;29:805-817
28)遠藤光夫 他:臨床成人病. 1999;29:959-977
29)Satoh H. et al.:J.Pharmacol.Exp.Ther. 1989;248:806815
30)Nagaya H. et al.:Jpn.J.Pharmacol. 1991;55:425-436
31)Nagaya H. et al.:J.Pharmacol.Exp.Ther. 1989;248:
799-805
32)Nagaya H. et al.:J.Pharmacol.Exp.Ther. 1990;252:
1289-1295
33)杉山 貢 他:消化器科. 1991;14:183-193
34)松尾 裕 他:薬理と治療. 1990;18:4865-4876
35)多田正弘 他:臨床成人病. 1991;21:633-640
36)Hongo M. et al.:Dig.Dis.Sci. 1992;37:882-890
37)浜向伸治 他:薬理と治療. 1991;19:925-931
38)木平 健 他:日本消化器病学会雑誌. 1991;88:672-680
39)中尾雅文 他:Helicobacter Research. 1997;1:49-55
40)Cederbrant G. et al.:J.Antimicrob.Chemother. 1994;
34:1025-1029

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般名:ランソプラゾール(Lansoprazole)
{
(2,2,2-trifluoroethoxy)
pyridin化学名:‌
(RS )-2-([3-Methyl-42-yl]methyl}sulfinyl)
-1H -benzimidazole
分子式:C16H14F3N3O2S
分子量:369.36
性 状:‌白色~帯褐白色の結晶性の粉末である。N,N -ジメチルホ
ルムアミドに溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、
エタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶け
ない。N,N -ジメチルホルムアミド溶液(1→10)は旋光性
を示さない。結晶多形が認められる。
構造式:
H3C

O

H
N

F
S

N

24. 文献請求先及び問い合わせ先
武田テバ薬品株式会社 武田テバDIセンター
〒453-0801 名古屋市中村区太閤一丁目24番11号
TEL 0120-923-093
受付時間 9:00〜17:30(土日祝日・弊社休業日を除く)

F
F

N
O

及び鏡像異性体

22. 包装
〈タケプロンOD錠15〉
100錠[10錠(PTP)×10]、140錠[14錠(PTP)
×10]、
500錠[10錠(PTP)×50]、700錠[14錠(PTP)
×50]、
200錠[プラスチックボトル、バラ、乾燥剤入り]
〈タケプロンOD錠30〉
100錠[10錠(PTP)×10]、500錠[10錠(PTP)
×50]、
700錠[14錠(PTP)×50]、
200錠[プラスチックボトル、バラ、乾燥剤入り]

26. 製造販売業者等
26.1 製造販売元

26.2 販売

23. 主要文献
1)三輪 清 他:薬理と治療. 1990;18:3413-3435

2)Schardein J.L. et al.:薬理と治療. 1990;18(Suppl.10)
2773-2783

3)Atkinson J.E. et al.: 薬 理 と 治 療. 1990;18(Suppl.10)
2713-2745

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