参考資料 (317 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00025.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第27回 3/12)《厚生労働省》 |
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ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリ
スロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治
療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人には
オメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回
750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同
時に1日2回、7日間経口投与する。
〈参考〉
効能・効果
胃潰瘍、吻合部潰瘍、十二指腸
潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
逆流性食道炎
逆流性食道炎(維持療法)
非びらん性胃食道逆流症
下記におけるヘリコバクター・
ピロリの除菌の補助
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃
MALTリンパ腫、特発性血小板
減少性紫斑病、早期胃癌に対す
る内視鏡的治療後胃、ヘリコバ
クター・ピロリ感染胃炎
オメプ オメプ
ラール ラール 1回投与量
錠10
錠20
○
○
○
○
○
-
○
○
20mg
用法
1日1回
20mg
1日1回
10~20mg
10mg
1日1回
20mg
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が
危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験
(ウサギ経口138mg/kg)で胎児毒性(死亡吸収胚率の増加)が報
告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は
中止を検討すること。動物実験(ラット経口5mg/kg)で、母乳中
へ移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
低用量から投与を開始すること。一般に肝機能、その他生理機能
が低下していることが多い。
10. 相互作用
主として肝代謝酵素CYP2C19及び一部CYP3A4で代謝される。
また、胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を上昇又は低下
させることがある。[16.4参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
薬剤名等
アタザナビル硫酸塩
(レイアタッツ)
[2.2参照]
1日2回
○:効能あり、-:効能なし
7. 用法及び用量に関連する注意
〈逆流性食道炎〉
7.1 1日10mgの維持療法で再発が認められた場合は1日20mgで再治療
を行うこと。治癒後の維持療法においても再発の既往歴、症状の程
度等を考慮して用量を選択すること。ただし、1日20mgの維持療法で
再発が認められた場合、あるいは予期せぬ体重減少、吐血、嚥下障
害等の症状が認められた場合は、改めて内視鏡検査等を行い、その
結果に基づいて他の適切な治療法に切り替えることを考慮すること。
〈非びらん性胃食道逆流症〉
7.2 投与開始2週後を目安として効果を確認し、症状の改善傾向が認
められない場合には、酸逆流以外の原因が考えられるため他の適
切な治療への変更を考慮すること。
リルピビリン塩酸塩
(エジュラント)
[2.2参照]
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
アタザナビル硫酸塩 本剤の胃酸分泌抑制
の作用を減弱するお 作用によりアタザナ
それがある。
ビル硫酸塩の溶解性
が低下し、アタザナ
ビルの血中濃度が低
下することがある。
リルピビリン塩酸塩 本剤の胃酸分泌抑制
の作用を減弱するお 作用によりリルピビ
それがある。
リン塩酸塩の吸収が
低下し、リルピビリ
ンの血中濃度が低下
することがある。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
8. 重要な基本的注意
〈効能共通〉
8.1 血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
〈逆流性食道炎〉
8.2 逆流性食道炎の維持療法については、再発・再燃を繰り返す患
者に対し投与することとし、本来維持療法の必要のない患者に投
与することのないよう留意すること。また、維持療法中は定期的
に内視鏡検査を実施するなど観察を十分に行うことが望ましい。
なお、次の事項に十分注意すること。
8.2.1 再発の既往歴、症状の程度等を考慮して維持療法の用量を選
択すること。
8.2.2 寛解状態が良好に保たれていると判断された場合は休薬又は
減量を考慮すること。
8.2.3 定期的に肝機能、
腎機能、
血液像等の検査を行うことが望ましい。
〈非びらん性胃食道逆流症〉
8.3 投与に際しては問診により胸やけ、胃液逆流感等の酸逆流症状
が繰り返し見られること(1週間あたり2日以上)を確認の上投与
すること。なお、本剤の投与が胃癌、食道癌等の悪性腫瘍及び他
の消化器疾患による症状を隠蔽することがあるので、内視鏡検査
等によりこれらの疾患でないことを確認すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 薬物過敏症の既往歴のある患者
9.3 肝機能障害患者
肝代謝型であり、血中濃度が高くなるおそれがある。
(2)
薬剤名等
ジアゼパム
フェニトイン
シロスタゾール
[16.7.1参照]
ワルファリン
[16.7.1参照]
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
これらの薬剤の作用を 本剤は主に肝臓のチ
増強することがある。 トクロームP450系薬
物代謝酵素CYP2C19
で代謝されるため、
抗凝血作用を増強し、 本剤と同じ代謝酵素
出血に至るおそれが で代謝される薬物の
ある。プロトロンビン 代謝、排泄を遅延さ
時間国際標準比
(INR)せるおそれがある。
値等の血液凝固能の
変動に十分注意しな
がら投与すること。
タクロリムス水和物 タクロリムスの作用を 相互作用の機序は不
増強することがある。 明である。これらの
メトトレキサート
高用量のメトトレキ 薬剤の血中濃度が上
サートを投与する場 昇することがある。
合は、一時的に本剤
の投与を中止するこ
とを考慮すること。
ジゴキシン
これらの薬剤の作用を 本剤の胃酸分泌抑制
メチルジゴキシン
増強することがある。 作用によりジゴキシ
ンの加水分解が抑制
され、ジゴキシンの
血中濃度が上昇する
ことがある。
イトラコナゾール
これらの薬剤の作用を 本剤の胃酸分泌抑制
チロシンキナーゼ阻 減弱することがある。 作用によりこれらの
害剤
薬剤の溶解性が低下
ゲフィチニブ
し、これらの薬剤の
エルロチニブ
血中濃度が低下する
ことがある。