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参考資料 (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00025.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第27回 3/12)《厚生労働省》
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6) 血液障害

PPI は胃酸の酸の濃度を下げて pH が上がる。そうすることにより
鉄の吸収も VitB12 の吸収も悪くなる。長期間の使用は特に高静者
は控えたほうが良いとされている。 高齢者では 8 週以内の使用にと
どめ他の薬剤 (HI2 プブロッカー) に変更し、さらに中止していくこと
が望ましい。H2 ブロッカーでもビタミン B12 の吸収低下はおきる
が、その比率は PPI よりも低い。 2 年以上 PPi を服用している人の
VitB12 不足は、胃薬を飲んでいない人と比べてオッズ比 1.65、2
年以上 H2 プブロッカーを服用している人ではオッズ比 1.25 で不足
がみられる。

厚労省は免疫学的機座による深血性貧血について、 注意喚起 して
いる。

7) その他

PPI との薬物相互作用により効果が減弱する薬剤に、抗 HIY 薬(億
用禁忌)、クロビピドグレル、テチテオフィリン、イトラコナゾール、ゲ
フィチニブなどがある。 一方併用により効果が増強する薬剤に、ク
ラリスロマイシン、ワルファリン、シロスタゾール、ジアゼパム、
ジゴキシンなどがある。

低マグネシウム血症や間質性皿炎もPPI投与に際して注意が必要
となる。

PPI を0TC 化する上では、上記問題点を薬剤師がきちんと理解し
販売できるか、購入数の制限(14 日程度)がきちんと担保ほれるか、
という第 1類医薬品の販売体制も問題となる。

PPI の OTC 化には、以上のような問題点がある。 既に H2 ブロッカ
ーのスイッチ0TC化が既成事実となっていることを勘案しても、PPI
の 0TC 化は不可とするべきであるという結論に達した。

2. OTCとする際の留意事項について

[上記と判断した根拠]

3. その他

備考

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