参考資料 (67 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00025.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第27回 3/12)《厚生労働省》 |
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逆流症の治療を目的として一般用胃腸薬(
ケアに対する有用性が示されている。
こと転用さんれており、セルフ
表 1 胃食道逆流症 (GERD) .に対するプロトンポンプ阻害剤 (PPI) とヒス
タミンHi受容阻害剤 (HL
RA) の治療効果の比較
、 _ 楽剤
7けリシメ 対象疾吉 評価指標 PPT BLRA 治療期間
12 週
Gastroenterology びらん性 治癒率 84% 52% | u下 間
199わ GERD 12 週間
1192:1798・1810 胸やけの定解率 77% 489% 以下
Cochrane 非びらん福 | 胸やけの22比 1っ*
Database Syst | cmRD (対7' 2 ) 0.71 0.84 1--12 週間
Rev
- 症候性 胸やけの!29比 っ>
(5):OD002095 ・ GEED (対 2お) 0.87 0.77 1…12 週間
以上より、 既存の一般用胃腸薬では胃食道逆流症に対する効果が
不十分であると考えられ、 軽度の胃食道逆流症に伴う症状の緩和を
目的としたプロトンポンプ阻害剤の要指導・一般用医薬品への転用
の意義は大きいと考える。
一方、安全性に関してはプロトンポンプ阻害剤の長期服用によ
り、食道がんや胃がん等の悪性腫瘍のマスキング、肺炎、億膜性腸
炎、骨脆弱化、マグネシウム吸収阻害等の副作用リスクが報告され
ている。
しかしながら、これらの副作用リスクについては、海外の消化器
病専門医らのグループにより検証されており、 医療用医薬品および
0TC として国際的な 30 年近い使用実績に基づくエビデンスの評価
により下記の提言がなされている。 (Drugs(2017) 77 :547-561)
(1) プロトンボンプ阻害剤を 0TC の効能・効果および用法・用
量どおり適正に使用した場合、食道がんまたは胃がんの症状
をマスクする可能性は低い。
(2) OTC として適正使用されたプロトンボンプ阻害剤は、マグネ
シウム等の微量栄養素の吸収や骨箱度に影響を及ぼしたり、
市中肺炎、クロストリジウム・ディフィシル感染および心血
管系の有害事象を引き起こす可能性は低い。
(3) しかしながら、0TC のプロトンポンプ阻害剤の使用により、
感染性下痢、特定の特異体質性反応および肝硬変関連笑発性
細菌性腹膜炎のリスクが増大することがある。
感染性下痢については、アジアや中東など衛生環境の悪い場所へ
の旅行者を対象としたものである。 海外のプロトンポンプ阻害剤の
0TC では服用後に下痢があらわれた場合は、医療機関を受診するよ
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