よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料 (314 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00025.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第27回 3/12)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

資料 5-2
「要望された成分のスイッチ OTC 化の妥当性に係る検討会議結果(案)」
に対して寄せられた御意見等について
平成 30 年 10 月 3 日(水)から平成 30 年 11 月 1 日(木)まで御意見を募集したところ、PPI に関して
98 件の御意見が提出された。
98 件のうち、
・OTC 化に賛成との御意見:84 件(対応策を講じた上で、OTC 化に賛成との意見を含む)
・OTC 化に反対との御意見:14 件
<主な御意見>
○OTC 化に賛成との御意見


本 PPI 成分での短期使用による重篤な副作用が発現しないと思われることから、薬剤師の対面販売
をさらに徹底することで問題ないと考える。



PPI は胃酸分泌抑制作用が高く一過性の胃痛、胸焼け、呑酸の症状にも H2 ブロッカー以上に効果的
な薬剤であり、かつすでに市販化されている H2 ブロッカーと比べて明確なリスクは存在せず、H2
ブロッカーと同様に使用期間・使用条件を設定し薬剤師の対面販売によれば市販化にあたり問題は
ないと考える。



OTC 化で癌による死亡率が増加したエビデンスはない。



PPI のスイッチ OTC 化は、医療費の削減の観点、セルフメディケーションの選択肢拡大の観点より
有益であると考える。ファモチジンよりも腎機能への安全性が高いので、健康被害は少ないと考え
る。



需要が多いと思うので短期間の使用であれば、スイッチ OTC 化しても問題ないと考える。



逆流性食道炎の患者が多くいるため、PPI を市販化することでセルフメディケーションにつながる。
そのため PPI のスイッチ化を希望する。



PPI はアメリカ等の海外では市販薬として販売されている。投与初期には副作用等の観点から医師の
継続的な診察を要するとは思うが、一定期間の服用後かつ、難治性の逆流性食道炎などの検査を要し
ない場合漫然的に投与されているように感じている。患者自身も特に検査もせず問診のみのために
病院を受診しなくてすむ仕組み作りを望んでいると考える。適応や条件を求めて徐々に OTC をされ
ることを望む。

○OTC 化に反対との御意見


受診が必要と判断される方もあるが、受診勧奨しても、販売は拒否できないため販売せざるを得ない
のです。そういった使用者側の現状では、適正な使用は難しいと思う。



安全に使用できるとは思わない。日数制限を説明しても、他の店で追加で買われたらわからない。長
期で服用する人が出てくると思う。



PPI は効果がないので必要ない。



GERD 治療の PPI の止め時は、患者には判断出来ない。

3