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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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が望まれている。予防については、二次予防(疾病の早期発見、早期治療)、三次予防
(疾病が発症した後、必要な治療を受け、機能の維持・回復を図るとともに再発・合併
症を予防すること)に留まらず、一次予防(生活習慣を改善して健康を増進し、生活習
慣病等を予防すること)も併せて取り組むべきであることが指摘されている。
3.基本方針
3.2.健康長寿社会の形成に資する新産業創出及び国際展開の促進等に係る基本方針
○予防・進行抑制・共生型の健康・医療システムの構築・公的保険外のヘルスケア産業
の活性化や公的保険サービスとの連携強化により、
「予防・進行抑制・共生型の健康・医
療システム(多因子型の疾患への対応を念頭に、医療の現場と日常生活の場が、医療・
介護の専門家、産業界、行政の相互の協働を得て、境目無く結び付き、個人の行動変容
の促進や QOL の向上に資するシステム)」の構築を目指す。
4.具体的施策
4.1.世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発の推進
(1)研究開発の推進
6つの統合プロジェクト
②医療機器・ヘルスケアプロジェクト
・AI・IoT 技術や計測技術、ロボティクス技術等を融合的に活用し、診断・治療の高度
化のための医療機器・システム、医療現場のニーズが大きい医療機器や、予防・高齢
者の QOL 向上に資する医療機器・ヘルスケアに関する研究開発を行う。また、医療分
野以外の研究者や企業も含め適切に研究開発を行うことができるよう、必要な支援に
取り組む。
④ゲノム・データ基盤プロジェクト
・健常人及び疾患のバイオバンク・コホート等の情報に加え、臨床研究等を行う際のコ
ホート・レジストリ、臨床情報等を統合し、研究開発を推進するために必要なデータ
基盤を構築する。また、細胞のがん化過程をシームレスに追跡できるよう健常人コホ
ートからがん患者の発生を追跡できる研究について検討する。
・その際、詳細で正確な臨床情報等が得られる検体を重点的に解析するとともに、個人
情報等に配慮しつつ研究開発や創薬等に活用できるデータシェアリングを進め、特
に、AMED で行う研究開発については、研究成果として得られたデータを共有する。
・ゲノム・データ基盤の整備を推進するとともに、全ゲノム解析等実行計画等の実行に
より得られるデータの利活用を促進することで、ライフステージを俯瞰して遺伝子変
異・多型と疾患の発症との関連等から疾患の発症・重症化予防、診断、治療等に資す
る研究開発を推進し、病態解明を含めたゲノム医療、個別化医療の実現を目指す。
・また、レジストリ等の医療データを活用した新たな診断・介入法の実装に向けた研究、
無形の医療技術やそれに関連するシステムの改善、改良を目指したデータ収集等の研
究を行う。
⑤疾患基礎研究プロジェクト
・医療分野の研究開発への応用を目指し、脳機能、免疫、老化等の生命現象の機能解明
や、様々な疾患を対象にした疾患メカニズムの解明等のための基礎的な研究開発を行
う。
・これらの研究開発成果を臨床研究開発や他の統合プロジェクトにおける研究開発に結
び付けるとともに、臨床上の課題を取り込んだ研究開発を行うことにより、基礎から
実用化まで一貫した循環型の研究を支える基盤を構築する。
○疾患領域に関連した研究開発
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