資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (115 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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・基本指針における、根治療法の発展及び新規開発を推進することで、重症・難治性・
治療抵抗性の免疫アレルギー疾患における根治に資する治療薬の実用化が期待され
る。
【ゲノム・データ基盤プロジェクト】
(継続)「将来の予防的・先制的医療の実用化を目指すゲノム・データ基盤研究
・本分野の成果は 10 か年戦略により 2030 年までに、「標準化された免疫アレルギー
疾患データベースの利活用に基づく層別化医療」、
「疾患発症前・早期発症段階での
適切な予防及び治療法選択」を実現する目的で利活用される。また、本事業で得ら
れたシーズは企業等との連携を通じて実用化プロセスに移行し、医療応用を目指し
た次の開発へステップアップさせる。国内外の連携強化を通じ、本領域におけるわ
が国の国際競争力の向上につなげる。
【疾患基礎研究プロジェクト】
(継続)「宿主因子と外的因子の関係に着目した病態解明研究」
・免疫アレルギー疾患患者に寄与する新規知見や革新的予防法・診断法・治療法の開
発に寄与するシーズを、大学等と企業等との連携を通じて着実に実用化プロセスに
移行し、また創薬支援ネットワーク等と積極的に連携し、次の開発へステップアッ
プさせる。有効な環境整備法や宿主微生物叢への介入方法を開発する中で、住居・
寝具・家電・食品・飲料・化粧品メーカー等との共同研究開発につなげ、新規産業
創出への展開を目指す。
(継続)「アレルゲン免疫療法の開発に資する研究」
・アレルギー疾患の基本指針における、根治療法の発展及び新規開発を推進すること
で、免疫アレルギー疾患患者の生活の質の維持向上、死亡者数の減少に寄与する。
(新規)「ライフステージ等免疫アレルギー疾患の経時的解明特性を目指す研究」
・本分野の成果は 10 か年戦略の最終段階において、特にリスク素因を持つ国民に対
しライフコースにおける適切な介入時期・方法のエビデンスに基づいた免疫アレル
ギー疾患発症予防法について、生活の中で実践可能な方法を含めて提案するための
エビデンスとして利活用される。患者に寄与する病態解明の成果や革新的予防法・
診断法・治療法の開発に寄与するシーズを医薬品等として実用化につなげ、関連す
る企業/医師主導治験へ導出する
(新規)「患者・市民参画による双方向性の免疫アレルギー研究の推進に関する研究」
・10 か年戦略中と基本指針で求められている「患者の視点にたった」研究を行う体制
の構築を推進することは、慢性疾患である免疫アレルギー疾患患者における、治療
満足度や疾患管理の質の向上に寄与する。
Ⅱ 参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2019】(令和元年6月 21 日閣議決定)
第3章「経済再生と財政健全化の好循環」2.経済・財政一体改革の推進等
(2)主要分野ごとの改革の取り組み①社会保障(予防・健康づくりの推進)
(iii)健康増進に向けた取組、アレルギー疾患・依存症対策
「アレルギー疾患の重症化予防と症状の軽減に向けた対策を推進する」
【統合イノベーション戦略 2020】(令和2年7月 17 日閣議決定)
第6章 戦略的に取り組むべき応用分野
(3)健康・医療②目標達成に向けた施策・対応策<医療分野の研究開発の推進>
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