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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (139 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画】(令和4年6月7日閣議決定)
Ⅲ.新しい資本主義に向けた計画的な重点投資
1.人への投資と分配 (4)子供・現役世代・高齢者まで幅広い世代の活躍を応援
⑥認知症対策充実、介護予防の充実・介護休業の促進等
在宅高齢者について、医療・介護連携体制の強化等、地域全体でのサービス基盤を整
備していくとともに、介護予防や社会参加活動の場の充実の観点から、地域全体での
活動を支援していく。
【フォローアップ】(令和4年6月7日閣議決定)
Ⅰ.新しい資本主義に向けた計画的な重点投資
1.人への投資と分配 (4)子供・現役世代・高齢者まで幅広い世代の活躍を応援
(介護負担の軽減、予防支援)
・自立支援等の効果を科学的に裏付けできる介護を促すため、高齢者の状態やケアの内
容等を収集・分析できるデータベース(LIFE)を用いた本格的な分析を行い、分析結
果を介護報酬改定やベストプラクティスの策定等に活用する。
【健康・医療戦略】(令和2年3月 27 日閣議決定)
3.2.健康長寿社会の形成に資する新産業創出及び国際展開の促進等に係る基本方針
○予防・進行抑制・共生型の健康・医療システムの構築
・公的保険外のヘルスケア産業の活性化や公的保険サービスとの連携強化により、「予
防・進行抑制・共生型の健康・医療システム(多因子型の疾患への対応を念頭に、医
療の現場と日常生活の場が、医療・介護の専門家、産業界、行政の相互の協働を得て、
境目無く結び付き、個人の行動変容の促進や QOL の向上に資するシステム)」の構築
を目指す。
4.4.研究開発及び新産業創出等を支える基盤的施策
4.4.1.データ利活用基盤の構築
(データヘルス改革の推進)
・レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)や介護保険総合データベース(介
護 DB)の連結解析を 2020 年度から本格稼働し、行政、保険者、研究者、民間事業者
など幅広い主体の利活用を可能とする。2019 年度以降、関係する他の公的データベー
スとの連結の必要性についても検討し、法的・技術的・倫理的課題が解決できたもの
から順次連結解析を実現する。



他の研究事業(厚生労働科学研究、AMED内、他省庁研究事業)との関係
当事業は高齢化という社会問題に則して、主に高齢者の在宅医療・介護の分野におい
て直面する課題に対し、老年医学的観点からしヒト(生体試料を含む)を対象とした研
究に取り組み、解決に導く技術及び手法等の開発を目的としている。厚生労働科学研究
が、行政における課題を解決するための研究を推進するのに対し、本事業では高齢者の
生活やケア提供者に即時活用可能な成果を創出し、社会実装を促すことを目指す。そし
て、AMED で開発された技術等の成果を各種ガイドラインに反映させるなどにより政策
へも還元するとともに、政策研究で得られたニーズを開発シーズとし、開発研究により
解決へと導く循環型の関係となっている。

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