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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (95 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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【研究のスコープ】
「健康増進・生活習慣病発症予防分野」において
・栄養、運動、睡眠、たばこ、飲酒等健康づくりの基礎要素について、ライフステージ
を意識した新たな知見を収集するとともに、適切な介入方法を確立する。
・個人の状態に応じた効果的な健診・保健指導の手法を開発する。
・AI や ICT 等を用いた次世代健康バロメーターの開発や、個々人に適した健康づくり支
援法を開発する。
・生活習慣病の予防のための行動変容を促すデバイス・ソフトウェアを開発する。
「生活習慣病管理分野」において
・生活習慣病発症や重症化に関する病態の解明やバイオマーカーの探索を行い、新たな
診断・治療方法を開発する。
・患者のライフステージや臨床経過に応じた、個人に最適な重症化予防法及び重症化後
の予後改善法・QOL 向上法を確立する。
【期待されるアウトプット】
ゲノム・データ基盤 PJ:研究成果の科学誌(インパクトファクター5以上)への論文
掲載件数 令和5年度単年で4件以上(5年間で 20 件以上)。新たな疾患発症メカニズ
ム解明の件数 令和5年度単年で 0〜1 件(5年間で3件以上)。
疾患基礎研究 PJ:研究成果の科学誌(インパクトファクター5以上)への論文掲載件数
令和5年度単年で4件以上(5年間で 20 件以上)。
【期待されるアウトカム】
・2040 年までに健康寿命を男女ともに3年以上延伸し(2016 年比)、75 歳以上とするこ
とで、誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現を目指す。
(2)これまでの研究成果の概要
【医療機器・ヘルスケア PJ】
「心血管疾患に対する、乳酸測定ウェアラブルデバイスを用いた運動強度の自己管理
システムの開発」
(令和元年〜3年度:終了)において、心血管疾患の予防・治療に対す
る、乳酸測定ウェアラブルデバイスによる運動強度の自己管理システムを開発した。
【ゲノム・データ基盤 PJ】
「発症時刻不明の急性期脳梗塞に対する適正な血栓溶解療法の推進を目指す研究」
(平
成 29 年度〜令和元年度:終了)において、国内での低用量を用いた静注血栓溶解療法
が一定のサイズを超える梗塞巣を呈した発症時刻不明脳梗塞患者への超急性期治療と
して有効であることを解明した。
「血糖変動と心血管イベント発症の関連性を検討する前向き観察研究」(平成 30 年度
〜令和2年度:終了)において、2型糖尿病患者の日内血糖変動をしっかりコントロー
ルすることにより血管硬化進展の抑制に繋がる可能性を示した。
「診療録直結型大規模糖尿病レジストリを用いた糖尿病合併症抑制のための治療法に
関するエビデンス創出のための研究」(令和2〜4年度:継続)において、本邦の 2 型
糖尿病患者 1 万例の合併症の状況を明らかにした。
「糖尿病性腎症、慢性腎臓病の重症化抑制に資する持続的・自立的エビデンス創出シ
ステムの構築と健康寿命延伸・医療最適化への貢献」(令和2〜4年度:継続)におい
て、SGLT2 阻害薬は蛋白尿の有無に関わらず、糖尿病患者における腎保護効果があるこ
とを見いだした
【疾患基礎研究 PJ】
「血管病変の指標となるバイオマーカーの開発」(令和元年〜3年度:終了)におい
て、大動脈瘤を対象とした新規バイオマーカーを開発した。
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