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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (137 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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う。また、心不全や肺炎といった高齢者に典型的な疾患・病態を簡易に把握・測定す
る支援機器等、適切な医療・介護の提供方法を確立する研究を推進する。
【期待されるアウトプット】
○加齢に伴う機能低下及び変化を解明するためのコホート研究やデータベースの開発
を通じて、エビデンスを創出すると共に、産業創出を図る。
○介護予防に資する実践的手法を開発し、地域での研究成果の即時活用など社会実装が
可能な方法を提案する。
○高齢者医療・介護の現場において、主に医学的管理を要する疾患や症状に関連した管
理方法や簡易に心身の状態を把握する機器等を開発し、臨床で即時的に活用できる研
究成果を創出する。
―具体的な KPI―
研究成果の科学誌(インパクトファクター5以上)への論文掲載件数 2件
【期待されるアウトカム】
○高齢者数がピークを迎える 2040 年頃を見据え、研究成果の政策活用も含めた早期の
社会実装を促し、介護を要する状態の予防をつうじて健康寿命の延伸を図る。
○高齢者に対する在宅医療・介護の領域の生産性向上が図られる。
―具体的な KPI―
・シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数
1件
(2)これまでの研究成果の概要
○地域住民や糖尿病患者集団を対象とした特徴のある複数のコホートから得られた生
体試料(血液)の分析と臨床情報との関連解析から、筋量と筋質の両方を反映するマ
ーカーを見いだした。(継続課題「特性の異なる集団における幅広い生体マーカー探
索と結果の相互検証によるサルコペニアの評価手法の開発と応用研究」)
○医療従事者が随時確認できる非侵襲・非接触で経皮的なバイタル指標観察機器の開発
を行い、バイタル指標のリアルタイム計測アルゴリズムを構築し、評価試験を実施し
た。(継続課題「WEB カメラを用いた脈拍・呼吸・酸素飽和度の非接触型遠隔リアル
タイムモニタリングシステムの開発」)
○地域住民のエンパワメントによるフレイル予防推進と健康長寿のまちづくりを目的
とした課題解決型実証研究(アクションリサーチ)を推進し、①全国の住民主体活動
の類型化、②住民主体活動の促進・阻害要因の同定、③住民を地域のフレイル予防コ
ーディネーターとして戦略的にエンパワメントする方法論の整理、④整理した方法論
に基づく介入とその効果の検証、⑤住民と自治体が活用できる「住民主体活動推進マ
ニュアル」を作成した(令和2年度終了、
「市民主導の新たな包括的フレイル予防プロ
グラムを通した快活なまちづくりのモデル構築に関する研究」)。
○国内5広域自治体の医療・介護レセプトを収集し、個人単位で連結したデータベース
を作成するとともに、同データベースを用いて死亡症例における死亡前 24 か月間の
医療介護サービスの利用状況の可視化を実施した。また、医科レセプトおよび介護レ
セプトを用いて経過月ごとに医療・介護サービスの利用状況及び傷病の状況を把握し
た(令和2年度終了、
「地域包括ケア体制実現のための医療・介護レセプトを連結した
情報基盤の作成とその活用に関する研究」)。
(3)これまでの研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
○「特性の異なる集団における幅広い生体マーカー探索と結果の相互検証によるサルコ
ペニアの評価手法の開発と応用研究」
筋量と筋質の両方を反映するマーカーであるクレアチニン・シスタチン比は、筋への
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