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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (130 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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プロジェクト名

医薬品プロジェクト、ゲノム・データ基盤プロジェクト、
疾患基礎研究プロジェクト

研究事業名

肝炎等克服実用化研究事業

主管部局・課室名
AMED担当部・課名
省内関係部局・課室名

健康局がん・疾病対策課肝炎対策推進室
疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課、創薬事業部 創薬企画・評
価課、ゲノム・データ基盤事業部 ゲノム医療基盤研究開発課
なし

当初予算額(千円)

令和2年度
3,281,119



令和3年度
3,361,073

令和4年度
3,552,951

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
B型・C型肝炎は国内最大級の感染症であり、適切な治療を行わないまま放置すると
肝硬変、肝がんといった重篤な病態に進行する恐れがある。肝炎の克服に向けた対策を
総合的に推進するため施行された肝炎対策基本法に基づき、肝炎対策基本指針が制定さ
れ、同指針に基づき、肝炎研究推進戦略(肝炎研究 10 カ年戦略の見直し)が策定され
た。現状の課題として、B型肝炎ではウイルスを完全に排除する治療法がないこと、C
型肝炎ではインターフェロンフリー治療不成功時の薬剤耐性ウイルス出現症例や非代
償性肝硬変に対するインターフェロンフリー治療によるウイルス排除率の改善やウイ
ルス排除後の肝発がん等の病態が不明であること、肝硬変では線維化を改善させる根本
的な治療がないこと、肝がんの5年生存率が低いこと、等が挙げられ、これらを改善す
るために臨床・基礎・疫学・行政研究それぞれにおいて達成すべき成果目標が定められ
ている。
【事業目標】
肝炎研究推進戦略で定められた成果目標の達成を目指し、肝炎に関する基礎から臨床
研究等を一貫して総合的に推進する。
(i)B型肝炎創薬実用化等研究事業
B型肝炎の画期的な新規治療薬の開発を目指した基礎研究や、治療薬としての実用化
に向けた臨床研究等を一貫して推進することにより、B型肝炎患者の治療成績の向上
につながるような成果の獲得を目指す。
(ii)肝炎等克服緊急対策研究事業
肝炎の最新の治療法を含めた治療の標準化や難治例に対する治療法に関する研究、肝
線維化の機序を解明し治療に結びつける研究や再生医療など新たな技術を利用した
肝硬変に対する根治治療に関する研究、発がん機構・発がん抑制やがん再発の抑制に
関する研究等を推進する。また基礎研究として、ウイルス培養細胞系及び感染動物モ
デルを応用した病態の進行のメカニズムの研究、肝炎ウイルス感染後の病態の解明に
関する研究等を推進する。
【研究のスコープ】
・B型肝炎の新規治療法の開発等に関する研究
・ウイルス性肝炎の新規治療法の開発や長期予後改善等に関する研究
・肝硬変の病態解明及び線維化改善、肝再生等に関する研究
・代謝性肝疾患の病態解明等に関する研究
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