資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (141 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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【期待されるアウトカム】
・臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数 5件
(2)これまでの研究成果の概要
「漢方、鍼灸および各種療法に関する科学的知見を創出するためのプロトコール作成
研究」の研究成果として、「リンパ管奇形に対する越婢加朮湯の効果を評価するための
臨床試験」
(令和2年度採択課題)に係る試験計画(プロトコール)が作成され、臨床研
究実施計画・研究概要公開システムに特定臨床研究として登録された。
(jRCTs041210007)。
「漢方、鍼灸および各種療法に関する科学的知見を創出するための臨床研究」の研究
成果として、「終末期がん患者に対するリハビリテーションの有効性検証のための多施
設共同ランダム化比較試験」、並びに「軽度アルツハイマー型認知症を対象とする八味
地黄丸の認知機能に対する有効性と安全性を確認する探索的オープン標準治療対照無
作為化割付多施設共同試験」の2課題(令和3年度終了)の臨床研究の試験実施計画書
(プロトコール)論文が英文誌に収載された。
「『統合医療』に関する科学的知見を創出するためのプロトコール作成研究」におけ
る「不登校児におけるヨガの有効性・安全性の臨床研究」(平成 31 年度採択課題)
、及
び「漢方、鍼灸および各種療法に関する科学的知見を創出するためのプロトコール作成
研究」における「着床障害患者の子宮内細菌叢に対する乳酸菌サプリの有効性・安全性
を検証するランダム化比較試験」、並びに「慢性腎臓病患者に対する酒粕を用いた食事
療法による血中の尿毒症物質の減少効果を明らかとする臨床研究」(令和3年度採択課
題)に係る試験計画(プロトコール)が作成された。
また、
「『統合医療』の国際標準化などの基盤整備に関する研究」に関して、漢方、鍼
灸および各種療法における国内産業の競争力強化のため、国際標準化の推進が求められ
ているが、「国際規格策定に資する科学的研究と調査および統合医療の一翼としての漢
方・鍼灸の基盤研究」
(令和3年度採択課題)において、ISO/TC249 の各会議への参画等
を 通 じ、日 本の 舌診規 格 2案件を 国際規格とした( ISO/TS 204983:2020 、ISO/TS
204984:2020)。
その他、当該事業で研究開発を実施していた研究開発代表者が、その後、別分野の事
業で研究開発を継続的に実施されたこともある。
(3)これまでの研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
令和2年度に「リンパ管奇形に対する越婢加朮湯の効果を評価するための臨床試験」
に係る試験計画(プロトコール)が作成され、引き続き令和3年度より当事業の「漢方、
鍼灸および各種療法に関する科学的知見を創出するための臨床研究」において、特定臨
床研究を実施している。(令和3年度採択課題)
「漢方、鍼灸および各種療法に関する科学的知見を創出するためのプロトコール作成
研究」
(令和3年度採択の上記課題)の研究成果を用いて、引き続き令和4年度より、当
事業の「漢方、鍼灸および各種療法に関する科学的知見を創出するための臨床研究」に
おいて、ランダム化比較試験を実施する予定である。(令和4年度採択課題)。
2 令和5年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進するもの(増額要求等するもの)
「漢方、鍼灸および各種療法に関する科学的知見を創出するための臨床研究」
これまで基礎研究課題に関して若手研究者への支援を行ってきたが、次代の統合医療
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