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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (133 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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要がある。また肝炎データストレージをさらに充実させ、多施設の利活用を促進す
る必要がある。
(2)新規研究課題として推進するもの
(i)B型肝炎創薬実用化等研究事業
新規課題なし。
(ⅱ)肝炎等克服緊急対策研究事業
●肝炎に関する基礎・臨床研究
C型肝炎については、インターフェロンフリー治療の登場により治療成績の改善が
もたらされたが、治療が不成功になると、薬剤耐性変異が出現し、さらに治療困難に
なることから、ウイルスの薬剤耐性が病態に及ぼす変化を解明することが必要であ
る。また、小児のウイルス性肝炎患者の治療選択や安全性も含めた研究やA型肝炎、
E型肝炎に対する治療法開発等の研究も課題である。
・C型肝炎における薬剤耐性症例の病態変化及びその治療に関する研究
・小児のウイルス性肝炎の経過及び治療選択に関する研究
・経口感染によるウイルス性肝炎(A型及びE型)の感染防止、病態解明、治療等に関
する研究
・B型肝炎における病態進展抑制に資する研究
●肝線維化・肝硬変に関する研究
ウイルス性肝硬変患者に関して、重症度別の QOL と長期経過を把握し、予後の改善
に資する研究を実施することによってし、肝硬変患者の治療方針を決定するための基
礎的な知見を得る。また肝線維化の進行度を正確に評価し、それに応じた適切な治療
を行うために、バイオマーカー、診断薬などを開発するとともに、肝線維化の機序や
肝硬変への進展メカニズムを解明する。
・肝硬変患者の重症度別の QOL と長期経過、予後及びその改善に関する研究
・肝線維化の非侵襲的評価法や肝線維化の機序解明及び肝硬変患者の治療法の開発に関
する研究
●肝発がん等に関する基礎研究
C型肝炎の治療成績はインターフェロンフリー治療によって改善されたが、ウイル
ス排除(SVR)後に肝線維化の進展や発がんする症例も報告される等 SVR 後の病態に
ついては不明な点が多く、非代償期まで進展した肝硬変における SVR 後の病態も含め
て解明が必要である。またわが国では非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の有病率
は高いことから、NAFLD の現状や、NAFLD から肝硬変、肝がんへの病態進展機序を解
明し、NAFLD の病態を把握するための新規検査法や治療等に関する研究を行う。
・非ウイルス性肝疾患(NAFLD/NASH 等)の病態解明や発がん危険群の予測、治療等に
関する研究
・C型肝炎の治療跡の病態解析とその長期経過・予後に関する研究
・肝炎医療の水準の向上に資する新たな知見の創出や新規技術の開発に関する研究

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