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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (83 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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通、安全規制、適正使用等…を、我が国の企業が関わる形で推進する。
○ アフリカ健康構想の推進 (基盤の整備)
・…生活習慣の改善や予防接種を通じた疾病予防、…巡回診療といった事業の展開
等を通じ、…裾野の広いヘルスケアサービスの実現に必要な基盤の整備を、日本
企業が関わる形で推進する。(医薬品・医療機器等)
・アフリカにおいて、喫緊の課題である感染症への対応も含め、必要な医薬品・医
療機器等の整備を、日本企業が関わる形で推進する。
4.3.健康長寿社会の形成に資するその他の重要な取組
(新型コロナウイルス感染症対策の推進)
・新型コロナウイルス感染症への対策として、「新型コロナウイルス感染症対策の
基本方針」(2020 年 3 月 28 日新型コロナウイルス感染症対策本部決定、5 月 25
日変更)など、政府が定める方針のもと、国内外の連携を図りつつ、必要な研究
開発等の対策を速やかに推進する。その際、感染症の研究開発に対する多様なイ
ンセンティブや医療に係る規制の緊急時の適用の在り方等の課題も念頭におい
て、必要な対策を検討する。


他の研究事業(厚生労働科学研究、AMED内、他省庁研究事業)との関係
○「地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関する研究事業」(厚生労働科学研
究)では、厚生労働省の実施する政策の推進のための研究(例:保健関連の SDGs の
達成及びそれに向けたモニタリングに関する研究)を行っている。一方、当研究事業
は、低・中所得国を研究フィールドとして、わが国発の医薬品、医療技術等の海外で
の活用に向けた実装・臨床研究や、生活習慣病予防技術を用いた介入研究を行うもの
である。
これら2つの研究事業は、政策研究の成果から将来の実装研究のシーズが発見さ
れ、また実装研究から製品の海外での活用における政策課題が抽出されるような連携
が期待される。例えば実装研究である「低・中所得国の健康・医療改善に資する、医
薬品・医療機器・医療技術等の海外での活用に向けた実装・臨床研究」で特定された
海外での活用にあたっての障壁が、政策研究である「保健分野における三大感染症等
に関する国際機関へのわが国からの戦略的・効果的な資金拠出と関与に資する研究」
においてわが国の国際機関への関与について解決策を研究すべき課題として還元さ
れ、その結果わが国発の製品が円滑に海外で活用されていくというような相乗効果も
期待される。
○「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業」(AMED)は、開発途上
国・新興国等におけるニーズを踏まえた医療機器の新規開発を推進するものである。
一方、当研究事業で推進する「低・中所得国の健康・医療改善に資する、医薬品・医
療機器・医療技術等の海外での活用に向けた実装・臨床研究」は、わが国等で既に有
効性が示された医薬品、医療機器、医療技術等の効果検証のために海外の患者を対象
に臨床試験を行うものであり、GACD と連携した慢性疾患対策を目的とした実装研究
を行うものである。
「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業」で新規開発された医
療機器等のうち、臨床試験が更に必要な課題については、当事業で研究発展すること
が可能である。また、慢性疾患対策を目的に開発された医療機器の実装化を目的に、
当事業において GACD と連携した実装研究を行うことも可能である。更に、当事業で
行う疫学研究等から抽出された低・中所得国のニーズを踏まえて、医療機器の新規開
発を推進することも期待できる。
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