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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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(2)これまでの研究成果の概要
・麻酔の3要素(鎮静、鎮痛、筋弛緩)を自動制御するロボット麻酔システムの有効性
と安全性を評価する医師主導治験において、123 例を対象とした検証を完了し、治験
結果を開発企業に移管した(令和2年度:終了)。
・乾燥同種培養表皮を用いた皮膚再建治療の特定臨床研究において、熱傷による皮膚欠
損患者6例で安全性を確認し、治験プロトコールを確定した。令和3年度後半より企
業治験を開始している。
(3)これまでの研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
研究成果を活用した臨床試験・治験への移行状況 9件(令和2〜3年度)
2 令和5年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進するもの(増額要求等するもの)
近年、AI を利用した画像診断に代表されるような、プログラム医療機器の提案が急速
に増加している。そのため、AI 等を活用したプログラム医療機器の薬事承認取得を目指
す、実用化への見込みが高い臨床研究、医師主導治験を推進する。
(2)新規研究課題として推進するもの
該当なし。
(3)令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は
実用化に向けた取組
AI 等を活用した医療機器等の開発を支援することで、疾病の早期診断、適切な治療方
法の選択等により医療費適正化や医療従事者等の負担軽減に資する医療機器等の実用
化を促すことができる。


参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画】(令和4年6月7日閣議決定)
2.科学技術・イノベーションへの重点的投資
(2)AI 実装
(略)AI 技術を基にした実践・試行錯誤の蓄積が重要であり、ディープラーニングを重
要分野として位置付け、企業による具体的ニーズを念頭に置き、その実装・開発を推進
する。この際、気候変動や防災関連等に加えて、物理・化学や機械等、日本が強みを有
する分野と AI の融合を図り、競争力の高い製品やサービスを生み出していく。
【経済財政運営と改革の基本方針 2022】(令和4年6月7日閣議決定)
第2章 新しい資本主義に向けた改革
1.新しい資本主義に向けた重点投資分野
(2)科学技術・イノベーションへの投資
社会課題を経済成長のエンジンへと押し上げていくためには、科学技術・イノベーシ
ョンの力が不可欠である。特に、量子、AI、バイオものづくり、再生・細胞医療・遺伝
子治療等のバイオテクノロジー・医療分野は我が国の国益に直結する科学技術分野であ
る。
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