資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (56 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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③ 依存症の治療回復に資する研究開発の推進
○精神疾患や発達障害における早期発見、新規治療・支援法等に関する研究プロトコル
開発
・アルコール依存症、薬物依存症などの物質使用症やギャンブル行動症などの嗜癖行動
症を含む嗜癖性疾患において、依存形成メカニズム等の病態解明や早期発見及び新規
治療法に関する研究プロトコルの開発、並びに当事者やその家族に対する新たな心理
社会的治療や介入方法、支援プログラム等の包括的な支援に関する研究プロトコルの
開発を行う。
(3)令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は
実用化に向けた取組
○精神疾患レジストリの利活用による治療効果、転帰予測、新たな層別化に関する研究
・精神疾患レジストリを利活用して、縦断的な経過を含む生体情報、臨床情報を基に、
精神疾患の治療効果、転帰の予測因子を明らかにするとともに、新たな層別化を行う
ことによって、治療の最適化を推進できる。
○ゲーム行動症における視聴覚刺激による嗜癖行動悪化のメカニズム:アルコール依存
症との比較を通した検証
・行動実験・fMRI・機械学習の技術を組み合わせ、ゲーム障害における cue 刺激による
嗜癖行動悪化メカニズムの解明を行い、根本的治療法の開発を進展できる。
○精神医療における客観的診断法の確立と、治療の最適化に関する研究
・疾患異種性を克服しうる、個人の特性を踏まえた、治療法の最適化や治療効果予測を
確立し、社会実装を促進する。
・精神療法やリハビリ等の心理社会的介入手法を組み合わせた包括的な治療・介入プロ
グラムの社会実装を促進する。
・コロナ等の新興感染症感染後の精神症状に関連する生物・心理・社会的(BPS)なデー
タを解析し、精神疾患の新規治療法の開発並びに病態解明を促進する。
○精神疾患や発達障害における早期発見、新規治療・支援法等に関する研究プロトコル
開発
・依存形成メカニズム等の病態解明や早期発見及び新規治療法に関する研究プロトコ
ル、並びに当事者やその家族に対する新たな心理社会的治療や介入方法、支援プログ
ラム等の包括的な支援の研究プロトコルを検証研究へと進展させ、依存症の治療回復
を促進できる。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2022】(令和4年6月7日閣議決定)
第2章 新しい資本主義に向けた改革
2.社会課題の解決に向けた取組
(2)包摂社会の実現
(共生社会づくり)
障害者の就労や情報コミュニケーション等に対する支援、難聴対策、難病対策等を着実
に推進する。感染症による不安やうつ等を含めたメンタルヘルスへの対応を推進する。
第4章 中長期の経済財政運営
2. 持続可能な社会保障制度の構築
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