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資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (94 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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プロジェクト名

医療機器・ヘルスケアプロジェクト、ゲノム・データ基盤プロジェクト、
疾患基礎研究プロジェクト

研究事業名

循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業

主管部局・課室名
AMED担当部・課名

省内関係部局・課室名

健康局健康課
疾患基礎研究事業部疾患基礎研究課
ゲノム・データ基盤事業部医療技術研究開発課
医療機器・ヘルスケア事業部ヘルスケア研究開発課
健康局がん・疾病対策課

当初予算額(千円)

令和2年度
703,071



令和3年度
720,204

令和4年度
761,320

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
がん、循環器病、糖尿病、COPD などの生活習慣病は世界の死亡者数の約6割を占め
ている。我が国においても生活習慣病は医療費の約3割、死亡者数の約6割を占めてお
り、急速に進む高齢化、社会保障の維持のためにも、生活習慣病の発症予防や重症化予
防について、早急な対策が求められている。
循環器病、糖尿病等のがん以外の代表的な生活習慣病は、様々なライフステージを含
んだ長い経過の中で、不適切な生活習慣が引き金となり発症し、重症化していくことが
特徴である。また、生活習慣病は、我が国の主要な死亡原因であるとともに、特に循環
器病に関しては、介護が必要となる主な原因でもある。そのため、人生 100 年時代にお
ける、国民の健康寿命の延伸および生涯にわたった生活の質の維持・向上に向けて、包
括的かつ計画的な対応が求められている。
生活習慣病の発症予防・重症化予防には、すべてのライフステージにおける栄養・食
生活、身体活動・運動、休養・睡眠、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康といった個人の生
活習慣の改善、健康づくりが重要である。それと同時に、健診・保健指導の利活用によ
る1次、2次予防の推進、生活習慣病の病態解明や治療法の確立、治療の質の向上等に
よる生活習慣病患者の2次、3次予防の推進によって、誰もがより長く元気に活躍でき
る社会の実現を目指す。
なお、循環器病については、令和元年 12 月に施行された「健康寿命の延伸等を図るた
めの脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」に基づき、令和2年
10 月に循環器病対策推進基本計画が策定され、これに基づいて研究を推進する。
【事業目標】
生活習慣病対策においては、①生活習慣病の発症を予防し、発症したとしても早期発
見・早期治療を行うこと、②生活習慣病を適切に管理することで生活習慣病の重症化を
予防することが重要であることを踏まえ、
「健康増進・生活習慣病発症予防分野」と「生
活習慣病管理分野」に整理し、生活習慣病対策の研究を推進する。
具体的には、生活習慣病等の予防のための行動変容を促すデバイス・ソフトウェアの
開発、個人に最適な糖尿病等の生活習慣病の重症化予防及び重症化後の予後改善・QOL
向上等に資する研究開発、AI 等を利用した生活習慣病の発症を予防する新たな健康づ
くりの方法の確立、循環器病の病態解明や革新的な予防、診断、治療、リハビリテーシ
ョン等に関する方法に資する研究開発を推進する。
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