資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (140 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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ゲノム・データ基盤プロジェクト
研究事業名
「統合医療」に係る医療の質向上・科学的根拠収集研究事業
主管部局・課室名
AMED担当部・課名
省内関係部局・課室名
医政局総務課
ゲノム・データ基盤事業部 医療技術研究開発課
なし
当初予算額(千円)
令和2年度
105,215
Ⅰ
令和3年度
107,779
令和4年度
113,932
実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
「統合医療」については、科学的根拠が十分でないものが含まれているとの指摘もあ
ることから、これまでも厚生労働科学研究費等において、実態の把握と新たな知見の創
出のための研究が進められてきた。このような中、平成 24 年3月から開催された「『統
合医療』のあり方に関する検討会」において、平成 25 年2月にとりまとめられた「こ
れまでの議論の整理」では、統合医療とは「近代西洋医学を前提として、これに相補・
代替療法や伝統医学などを組み合わせてさらに QOL を向上させる医療であり、医師主導
で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」と位置づけられている。
統合医療は、その療法が多種多様であるがゆえに、患者・国民や医療界において未だ
共通認識が確立していない状況にあるため、安全性・有効性等に関する科学的知見の集
積を図り、必要な情報を広く発信し、患者・国民及び医療従事者が各種療法を適切に選
択できるようにすることなどが求められている。
【事業目標】
国民及び医療従事者の健康保持や疾病治療・予防の選択肢を増やし、医療の質の向上
をはかることを目的として、統合医療における漢方、鍼灸及び各種療法に関する各研究
を推進することによって、安全性・有効性等の観点から科学的根拠に基づく新たな質の
高い臨床研究への展開に資する知見を創出し、将来的に患者・国民及び医師などに還元
することを目標とする。
【研究のスコープ】
•
科
学
的
根
拠
の
収
集
漢方、鍼灸および各種療法に関する安全性・有効性等の科学的根拠を収集する。
•
新
た
な
科
学
的
知
見
の
創
出
漢方、鍼灸および各種療法に関する新たな科学的知見を創出し、バイオマーカー等の
開発などを推進する。また、質の高いエビデンスの構築に結びつく POC の取得を目指
した研究を支援する。
•
用
語
や
規
格
等
の
標
準
化
用語・規格等の標準化を進め、科学的知見の創出に向けた基盤整備を推進する。
•
利
用
実
態
等の把握
国民および医療従事者の各種療法の利用実態などを把握し、漢方、鍼灸および各種療
法の実用化を推進するための基礎資料を得る。
【期待されるアウトプット】
・非臨床 POC の取得件数 3件
・臨床 POC の取得件数 2件
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