資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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・技術者向けのデザインアプローチ習得のための人材育成プログラムを作成し、企業向
けにセミナーを実施した。これは令和4年5月 31 日閣議決定された「国民が受ける
医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する基本計画」の
「国際展開に積極的に取り組む日本企業の増加」の「総合的かつ計画的に実施すべき
施策」における、
「日本企業が相手国の医療の実情やニーズを十分に把握・理解できる
機会の充実に引き続き取り組み、先進国とともに新興国・途上国の医療ニーズに適し
た医療機器の研究開発・展開につなげる」に資する活動である。
2 令和5年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進するもの(増額要求等するもの)
○「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究」
令和5年度については、下記(2)に示すように、アフリカを対象とした課題の採
択を新たに2件程度行う予定。これに伴い、開発サポート機関の業務増が発生するた
め増額を要求する。
(※)開発サポート機関の主な支援内容は以下の通り。
・デザインアプローチ等を用いたニーズ探索、コンセプト確立、試用機作製・評価等を
実施
・現地当局・政府・医療機関とのネットワークを確立・強化
・現地で保険収載に向けた規制当局への交渉や保険収載に向けた医学的エビデンス構築
の為の戦略構築等
(2)新規研究課題として推進するもの
○「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究」
近年、急増する人口や堅調な経済成長などを背景に「最後のフロンティア」とも呼
ばれるアフリカに世界が注目しており、我が国も令和元年6月に健康・医療戦略推進
本部で「アフリカ健康構想基本方針」を打ち出し同構想の推進に向けた様々な事業を
実施している。
その一環としてこれまでにケニアやザンビア等、アフリカ6カ国(※)とヘルスケ
ア・健康分野における協力覚書(MOC)を締結し、アフリカにおける我が国の医療の展
開に資する環境の整備に取り組んできた他、令和3年 12 月グローバルヘルス戦略中
間とりまとめにおいて、具体的な取り組みに挙げられた「二国間協力の推進」におい
てガーナがパートナーシップ国として選定されている。さらに令和4年8月には、日
本 政 府 主 導 の ア フ リ カ 経 済 開 発 に 関 す る 国 際 会 議 「 第 8 回 TICAD ( Tokyo
International Conference on African Development)」も開催され日・アフリカ間
の具体的な協力取り組みが議論される予定となっている。
こうした背景を踏まえ、令和5年度は新たにアフリカ地域を対象とした課題の公募を
行う。
(※)アフリカ地域6カ国との覚書締結:
ケニア 2021 年 12 月
ガーナ・ザンビア・ウガンダ・タンザニア・セネガル
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2019 年8月