〇新規ワクチン・治療薬開発
抗体誘導 HIV ワクチン候補は国際共同臨床試験に向けての進展が期待され、ワクチ
ン開発の加速に貢献する。
○HIV 根治に向けた医薬品シーズ探索
HIV 完治を目指して、HIV リザーバーに対して HIV 潜伏感染細胞活性化剤（LRA）を
用いて潜伏感染を活性化させ治療する方法（ shock and kill )により駆逐を可能と
する抗 HIV 併用療法の実用化がされた場合、治療終了後は抗ウイルスの服用を中止す
ることができ、現在のエイズ治療と比べエイズ患者の一人あたりの医療費の大幅な削
減に繋がる。
○HIV 感染の機構解明
HIV 感染機構について最新の知見を得ることは、新たな抗 HIV 療法の確立に重要な
情報となる。HIV 感染機構の解明により、HIV 根治療法に繋がる新たな知見の創出に
資する。
○HIV 関連病態解明と治療法開発
血友病治療ゲノム編集技術の開発を推進することにより、QOL 向上、医療費の削減
につながる。また、HCV 肝硬変、特に Child-Pugh (CP) score B 以降の非代償性肝硬
変に対する線維化を標的とする治療薬の開発によって、有効な治療法がない血友病合
併 HIV/HCV 肝硬変患者にとって新たな治療の選択肢の一つとなる。
Ⅱ

参考
１ 研究事業と各戦略（新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略）との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画】（令和４年６月７日閣議決定）
Ⅲ-２-(４)- ③
治療薬・ワクチンの開発
【フォローアップ】（令和４年６月７日閣議決定）
Ⅰ-２-(４)
再生・細胞医療・遺伝子治療等
【経済財政運営と改革の基本方針 2021】（令和３年６月 18 日閣議決定）
第２章-５-(３)
若手研究者の活躍の促進
【統合イノベーション戦略 2022】（令和４年６月３日閣議決定）
第 1 章-２-(３)-①-（戦略的に取り組むべき応用分野）
-健康・医療
再生・細胞医療・遺伝子治療等及びワクチン開発
【健康・医療戦略】（令和２年３月 27 日閣議決定）
４−１−（１）疾患領域に関連した研究開発（感染症）
感染症に対する診断薬・治療薬・ワクチン等の研究開発
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