資料1-1 令和5年度研究事業実施方針(案)【AMED研究】 (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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③研究成果の科学誌(インパクトファクター5以上)への論文掲載 15 件(②③は精神
障害との合算)
【期待されるアウトカム】
①障害児・者の寿命延伸に伴う高齢化・重度化(疾病罹患率の上昇や身体・精神機能の
低下)や二次障害への介入プログラムの確立や家族や支援者による持続可能な地域包
括支援システムの確立をめざす。
②障害児・者とその家族が直面する機能障害と生活機能の向上を目指した新規介入方法
等の開発を目指す。
③シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数 1件
④臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数 3件
⑤疾患の原因となる遺伝子変異に基づく新規の診断・治療法の開発件数 2件
(③④⑤は精神障害との合算)
(2)これまでの研究成果の概要
・進行した ALS 患者等を含む障害者のコミュニケーション支援機器の製品モデルを完成
させた(平成 30 年度終了課題)。さらに、疾患横断的な有用性を検証し、製品の低コ
スト化を実現した(令和2年度:終了)。
・末梢前庭障害に伴うめまい・平衡障害に対する新規治療法を開発し、医師主導治験を
実施中である。(平成 30 年度:終了、令和元年度より別事業で実施)
・運動想像中の脳活動を用いて、神経機能ネットワークの可塑的変化を誘導する NIRS
(近赤外線分光法)ニューロリハシステムの医療機器認証にむけて、脳卒中後歩行障
害患者の機能回復促進効果を確認する検証的医師主導治験実施のためのプロトコル
開発を行い、治験導出した(令和元年度:終了)。
・AMPK 遺伝子発現抑制が筋細胞膜修復機能の低下に繋がることを発見し、ジスフェルリ
ン異常症等の神経難病の新規治療法開発に寄与した(令和2年度発表)。
・ロービジョン支援に重要な視力検査 MNREAD(意味のある文章を読んで読みやすい文字
の大きさや読書速度を測定)の日本語版を開発し、iPad アプリをリリースした(令和
3年度 3 月)。
(3)これまでの研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
・進行した ALS 患者等を含む障害者のコミュニケーション支援機器の実用化により、尊
厳ある自立した生活を営む可能性が開かれた。また、製品の低コスト化を実現し、実
用化が促進された。
・末梢前庭障害に伴うめまい・平衡障害に対する新規治療法が開発され、医師主導治験
を継続し、障害者に対する医療の向上に資する。
・NIRS ニューロリハシステムの治験導出により、脳卒中後歩行障害患者の機能回復法の
実用化が促進された。
・AMPK 遺伝子発現抑制が筋細胞膜修復機能の低下に繋がることを発見し、ジスフェルリ
ン異常症等の神経難病の新規治療法開発に寄与した。
・視力検査 MNREAD(意味のある文章を読んで読みやすい文字の大きさや読書速度を測
定)の日本語版を開発し、iPad アプリをリリースし、ロービジョンケア推進に寄与し
た。
2 令和5年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進するもの(増額要求等するもの)
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