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参考資料14 高齢者がん医療Q&A総論(厚生労働科学研究「高齢者がん診療指針策定に必要な基盤整備に関する研究」) (156 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28073.html
出典情報 がん対策推進協議会(第82回 9/20)《厚生労働省》
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ESD を施行した 85 歳以上の高齢胃癌患者を対象として全生存期間と病変因子の関連を評価し、
PNI
のみが予後関連因子として認められたと報告している。
高齢者の早期消化管癌の内視鏡治療、特に ESD は良好な治療成績が報告されており 7)8)、長期
予後が期待できる場合は、従来通りの基準で ESD を行うべきである。
内視鏡治療の適応については、純粋に年齢で線引きをして決定するものではなく、上記のような
指標を用いて、病変側因子のみならず、治療に対する侵襲を考慮したうえで患者側因子の観点から
も評価をしたうえで、決定するべきである。
表 1 高齢者の平均寿命
年齢(歳)





65

19.57

24.43

70

15.73

20.03

75

12.18

15.79

80

8.95

11.84

85

6.26

8.39

90

4.25

5.61

(厚生労働省 平成 29 年簡易生命表より)

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