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参考資料14 高齢者がん医療Q&A総論(厚生労働科学研究「高齢者がん診療指針策定に必要な基盤整備に関する研究」) (223 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28073.html
出典情報 がん対策推進協議会(第82回 9/20)《厚生労働省》
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高齢者がん医療 Q&A 参考資料
1.高齢者機能評価ツール
具体的な資料は、
「高齢者のがんを考える会」のホームページに掲載されているので参考にする。
http://www.chotsg.com/jogo/cgal.html
2.高齢者の状態、fit、unfit(vulnerable、frail)を分類する指標
全がん種において総合的に高齢者の全身状態を把握・分類できる共通の指標はない。それは、
これまでの研究において、がん種や研究者によって異なる指標で高齢者機能評価が行われたた
めである。ここでは、主だった文献を紹介する。その中から個々の患者に適切と思われる指標
を参考にして日常診療のなかで応用していただくと良いのではないかと考える。その患者の
outcome を教えていただくと今後の研究や診療の一助となると思われる。JOGO 事務局
(http://www.chotsg.com/jogo/)まで情報の提供をお願いしたい。
1)非小細胞肺がん
Corre R et al. Use of a comprehensive geriatric assessment for the management of elderly
patients with advanced non-small-cell lung cancer: The phase III randomized ESOGIAGFPC-GECP 08-02 study. J Clin Oncol 34:1476-1483, 2016
対象:70 歳以上、PS 0-2 の非小細胞肺がん stage IV。
Primary endpoint: 治療無失敗生存期間(Treatment failure free survival;TFFS)
Secondary endpoint:全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、忍容性、QOL
治療計画:PS と年齢で治療を決定する群(標準療法群:PS 1 以下かつ 75 歳以下は CBDCA
併用療法、PS 2 もしくは 76 歳以上はドセタキセル単剤)と、高齢者機能評価(CGA)の結果
に基づいて治療を決める群(試験療法群:fit と判断すれば CBDCA 併用療法、vulnerable と
判断すればドセタキセル単剤、frail と判断すれば BSC)で比較検討。
CGA の内容と fit、vulnerable、frail の定義:

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