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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (129 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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図2.保健指導実施者に必要とされるスキル(概念図)
(標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)及び健康づくりのための身体活
動基準 2013 に基づく保健事業の研修手法と評価に関する研究(研究代表者
津下

一代)資料より)

特定保健指導実施者は医師・保健師・管理栄養士等、多彩なバックグラウンド
を持ち、経験年数も様々である。そのような中でよりよい効果を引き出すために
は、保健指導実施者自身の学習や職場における教育も重要であるが、外部の研修
等に参加して、最新の医学的知識や体系立てた保健指導に関する知識を学ぶこ
と、事例検討を通して課題分析能力や面接技法を学ぶこと、ほかの保健指導実践
事例から学ぶこと等の力量向上プロセスが重要である。
一方、特定保健指導の流れ(保険者と保健指導実施者の連携、対象者の選定、
連絡、スケジュール管理等)に問題があると、対象者のモチベーションの向上に
つながらず、結果的に十分な保健指導効果を得られないことになる。効果的な保
健指導のためには、保健指導技術のみならず、特定保健指導制度の仕組みをよく
理解して、保健指導チームとして成果を上げていく姿勢や、スムーズに運営でき
る業務遂行能力も重要である。この点では保健指導実施者だけでなく、運営にか
かわる事務職等も本制度の意義と運営方法を十分理解していることが求められ
る。さらに、近年、ICTが様々な生活活動に浸透していることから、保健指導に
もビデオ通話システムやアプリケーションソフトウェア(スマートフォンや
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