05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (2 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
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健診受診者全員に対して、必要な情報提供を行うことは重要である。特定健康
診査・保健指導において「情報提供」は、高確法第24条に基づく特定保健指導
には該当しないが、同法第23条により保険者が健診結果の通知を行う際には、
対象者が生活習慣を改善又は維持していくことの利点を感じ、行動変容やセル
フケア(自己管理)を目的として行うべきである。
一般的な保健指導におけるプロセスに沿った効果的な保健指導技術の展開例
を示す。
(1)保健指導の準備
① 保健指導の環境整備
○ 対象者のプライバシーの確保、話しやすい環境設定を心がけて、場を設定す
る。
○ 対象者にとって都合の良い時間帯に設定できるよう配慮する。
○ 実現可能な1人あたりの時間を設定する。
② 資料の確認
健診結果(経年分が望ましい)、質問票(健診時の標準的な質問票や、「動
機付け支援」、「積極的支援」に必要な詳細な質問項目 e等)、前回までの保
健指導記録等の内容を確認する。
③ 対象者に活用できる資源のリストの準備
○ 教材、支援媒体、社会資源等のリストを準備する。
④ 保健指導実施者間の事前カンファレンス
○ 担当者単独の判断による保健指導を避けるために、必要に応じて支援内容を
複数の担当者間で確認しておく。
○ 保健指導の流れや概要を示した資料を作成し、保健指導実施者の説明内容と
方法を統一する。
e
第3編第3章3-7(6)「動機付け支援」、「積極的支援」に必要な詳細な質問項目を用
い、対象者に事前に記入を求め、保健指導の際、対象者と内容を確認しながらアセスメント
することも効果的である。
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