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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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② 生活習慣についての振り返りと現状の確認
○ 対象者とこれまでの生活習慣を振り返り、生活習慣と健康や検査結果との関
連について理解しているか、対象者の関心の有無等を把握する。
○ 現在の生活習慣や健康状態の確認を行う。
○ 対象者の日常の努力や取組を確認し、評価する。
○ 対象者が考える現在の行動変容のステージ(準備状態)について尋ね、関心
のあるところから話を始めていく。
○ 生活に即した目標設定のために、「動機付け支援」、「積極的支援」に必要
な詳細な質問項目等を活用して、習慣的な食事時間や量、間食習慣、喫煙習
慣、飲酒習慣等についても確認する。職業や居住形態だけでなく、生活状況
や生活環境等も確認する。また、食生活や身体活動等の生活習慣、喫煙・飲
酒習慣は、その量や内容だけでなく、本人の思いや周囲の協力の有無等につ
いても確認する。特に、喫煙・飲酒習慣については、問診票の内容を参考に
しつつ、改善の必要があれば実行可能なことはないか確認する。

(4)気付きの促し
① これまでの生活習慣とその改善の必要性についての理解の促し
○ 健診結果が変化した時期の生活を確認する。
○ 対象者の身近な集団の生活習慣の特徴を示し、関心を促す。
○ 健診結果やこれまでの振り返りの中から、生活習慣の背景にある対象者の思
いや考えに配慮しつつ、生活習慣の改善の必要性を実感できるよう導く。
○ 対象者の食生活に合わせ、自分の食行動や食事量と改善目標とする食行動や
食事量(たとえば、間食や飲酒量等)との違いを確認できるように促す。
② 生活習慣を改善することで得られるメリットと、現在の生活習慣を続けるこ
とのデメリットの理解の促し
○ 生活習慣の改善により、睡眠の質の改善や便秘の解消等といった、副次的効
果も期待できることを伝える。
○ 毎日実施することが難しそうな場合は、週に何回か実施することでもメリッ
トがあることを説明する。
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