05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (148 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
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初任者であっても、保健指導実施者として対象者に指導を行う以上、一定以上
の知識と対応力が必要である。保健指導実施者は医師、保健師、管理栄養士等の
異なった職種であるため、学んできた専門知識や実践経験は大いに異なる。研修
の目標はメタボリックシンドローム改善のために行う保健指導に必要な知識と
技術の習得であるので、研修会ではその差異をできるだけ縮める内容とし、受講
者もその努力が必要である。基本的には、基礎的な内容については職種を問わず
同一にするが、職種により強化すべき内容を別プログラムで実施する等の方法
が考えられる。
この段階での学習では、OJT と自己学習が中心となる。先輩等の保健指導の
観察により保健指導の流れを理解することや事例カンファレンスで主体的に考
えていくこと、知識を整理していくこと等が求められる。職場では、ロールプレ
イ等を実施し、保健指導実施者が必要なスキルを習得していることを確認の上、
実務を担当させることが適切である。保健指導実施者が、必要なスキルを習得し
ているかを確認する一つの方法として、業務遂行能力チェックリスト【初任者
(保健指導経験年数1~2 年目)対象】を表3に示す。自己評価、上司等による
客観評価を受け、一定水準以上と判断された場合に保健指導の実施が許可され
るべきである。
保健指導実施者は専門分野以外の内容については十分に自信を持つことがで
きない傾向があるため,意識的に補強する必要がある。各職能団体における研修
では、弱点克服に向けた内容を取り入れることが望ましい。
OJT が十分できない職場では、積極的に外部研修に参加させるようにする。
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