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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (132 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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量向上に関心を持っているのか、スムーズな運営を意識しているのかの差が、保
健指導実施者のモチベーションや保健指導効果にも反映していることが分かっ
ており、適切な情報提供の機会が必要なことが明らかになった。更に、研修会を
企画・運営する役割を担う者においては、企画・立案の方法、研修評価の方法に
ついて学習する機会が限られており、業務内容や立場によって学びたい内容(研
修ニーズ)の違いがみられている。
そこで、本研修ガイドラインでは、保健指導実施者の業務内容や立場によって、
保健指導実施者(初任者、経験者)、保健指導チームのリーダー的立場にある専
門職、特定保健指導事業の運営責任者(事務職等)、更には人材育成・研修会の
運営担当者に層別化し、各層において必要とされる能力を業務遂行能力チェッ
クリストとして整理した。
ただし、層別化した受講者に対する研修内容を全て一度に実施しなければな
らないわけではなく、たとえば、以下の活用をイメージしている。
○ 自己学習、OJT で実施すべきことと、外部研修で実施することの整理をし
た上で、外部研修での優先順位を考慮してテーマを設定する
○ 研修実施機関(都道府県・保険者・学会・民間企業等)別に、重点化すべき
受講者層を意識した研修を企画する。受講者募集の際にこれらの点を明らか
にし、目的にあった受講者の参加を求める
○ 数年度にわたる研修計画の中で、制度や保健事業の実態、受講者のニーズに
あったテーマを取り上げる
○ 各受講者層に共通の研修テーマを設定し、広く受講者を募集し情報提供を行
う研修を企画する
○ 受講者に対し、必要に応じてほかの研修等を紹介する
3) 様々な研修方法の組み合わせ
保健指導のためのスキルdやコンピテンシーeを高めるには、自己学習やOJT、
外部研修、外部への発表等様々な方法があり、これらを組み合わせて考えること
が重要である。
d
e

スキル(skill):訓練や経験等によって身につけた技能・技術
コンピテンシー(competency):高業績者の行動特性、複雑な需要に対応する総合的な能力
を具体的な行動現象形態で表したもの

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