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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (74 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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(2)評価の観点
評価は、一般的に、ストラクチャー(構造)、プロセス(過程)、アウトプッ
ト(事業実施量)、アウトカム(結果)の観点から行う。健診・保健指導の最終
的な評価はアウトカム(結果)で評価されることになるが、結果のみでは問題点
が明らかにできず、改善方策が見出せない場合が多い。そこで、結果に至る過程
を評価し、事業の基盤である構造について評価することが必要となる。また、最
終目標のアウトカム(結果)評価は指標によっては評価に数年間かかるものもあ
ることから、アウトプット(事業実施量)の観点から評価を行うこともある。
いずれも評価指標、評価手段、評価時期、評価基準について、明確にしておく
ことが必要である。
① ストラクチャー(構造)
ストラクチャー(構造)評価は、保健事業を実施するための仕組みや体制を評
価するものである。具体的な評価指標としては、保健指導に従事する職員の体制
(職種・職員数・職員の資質等)、保健指導の実施に係る予算、施設・設備の状
況、他機関との連携体制、社会資源の活用状況、保健指導の質向上の仕組み等が
ある。
② プロセス(過程)
プロセス(過程)評価は、事業の目的や目標の達成に向けた過程(手順)や活
動状況を評価するものである。具体的な評価指標としては、保健指導の実施過程
として、情報収集、アセスメント、問題の分析、目標の設定、方法(支援形態、
教材、アプリケーション等の利用状況等)保健指導実施者の態度、記録状況等が
ある。
③ アウトプット(事業実施量)
アウトプット(事業実施量)評価は、目的・目標の達成のために行われる事業
の結果を評価するものである。具体的な評価指標としては、健診受診率、保健指
導実施率、保健指導の継続率等がある。
④ アウトカム(結果)
アウトカム(結果)評価は、対象者の行動(態度、記録、満足度)、事業の目
的・目標の達成度、また、成果の数値目標を評価するものである。具体的な評価
指標としては、個別のアウトカムとして肥満度や血液検査等の健診結果の変化、

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