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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (151 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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指針」、「食事バランスガイド」や食事療法の各種学会ガイドライン等の科学的
根拠を踏まえ、エネルギーバランス(食事によるエネルギー摂取量と身体活動に
よる消費量)も考慮し、対象者にとって改善しやすい食行動の具体的内容を提案
できる能力が必要である。その際には、対象者の食物の入手のしやすさや食に関
する情報の入手のしやすさ、周囲の人々からのサポートの得られやすさ等、対象
者の置かれた食環境の状況を踏まえた支援の提案や、国の健康日本21(第三次)
や自治体の健康増進計画に基づく栄養・食生活に関する目標について情報提供
できる能力が必要である。また、ⅱの身体活動についての専門知識と合わせて、
対象者によりよい支援を提案できる能力が必要である。
ⅱ)身体活動についての専門知識
運動生理学、スポーツ医科学、体力測定・評価に関する基礎知識を踏まえ、身
体活動や運動習慣と生活習慣病発症との関連において科学的根拠を活用し、対
象者に分かりやすく説明できる能力、更に正しい身体活動・運動フォームや実施
方法を実演する能力が必要である。特に、身体活動の量、強度(メッツ)、種類
に関する知識や、誤った身体活動の実施に伴う障害に関する知識が求められる
ほか、対象者に応じた身体活動の習慣を獲得するための工夫を提案できる能力
が求められる。更に、対象者の身体活動の量やそれに伴うエネルギー消費量の増
加を適切に把握し、体力の水準を簡便に評価する方法を身につけ、健康づくりの
ための身体活動基準2013・アクティブガイドに基づく、個々人に応じた支援の
提供や、国の健康日本21(第三次)や自治体の健康増進計画に基づく身体活動
に関する目標について情報提供できる能力も必要である。また、ⅰ)の食生活に
ついての専門知識と合わせて、対象者によりよい支援を提案できる能力が必要
である。
ⅲ)喫煙についての専門知識
対象者の喫煙状況や禁煙の意思をアセスメントし、喫煙が健康に及ぼす影響、
禁煙が健康にもたらす効果、禁煙方法等について、「喫煙と健康喫煙の健康影響
に関する検討会報告書(平成28年8月 喫煙の健康影響に関する検討会編)」、
禁煙ガイドライン(2010年改訂版)(9学会:日本口腔衛生学会、日本口腔
外科学会、日本公衆衛生学会、日本呼吸器学会、日本産婦人科学会、日本循環器
学会、日本小児学会、日本心臓病学会、日本肺癌学会)、禁煙支援マニュアル第
二版(2017年増補改訂版)(厚生労働省健康局健康課)等の科学的根拠に基
づき、対象者の特性に合わせて分かりやすく説明し、禁煙を支援できる能力が必
要である。喫煙が健康に及ぼす影響については、喫煙が独立した循環器疾患や糖
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