よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

○ 健診結果や質問票から特に問題とされることがない対象者へは、健診結果の
見方や、健康の保持増進に役立つ内容の情報を提供する。あわせて、毎年の
継続的な健診受診の重要性について、生活習慣の変化と健診結果の変化の関
係を理解してもらい、年1回、健診結果を確認して、生活習慣改善を行う意
義や合理性について納得してもらえるように伝える。
○ 医療機関への受診の必要性はないが、検査値に異常が見られる対象者へは、
上記に加え、検査値を改善するための個人の状態に応じた生活習慣のアドバ
イスを提供する。
○ 医療機関への受診や継続治療が必要な対象者へは、受診や服薬の重要性を認
識してもらえるよう工夫する。「第2編別添健診結果とそのほか必要な情報
の提供(フィードバック文例集)(●ページ)」を参照されたい。
a 健診結果
健診の意義(自分自身の健康状態を認識できる機会、日頃の生活習慣が健診結
果に表れてくる等)や健診結果の見方(データの表す意味を自分の身体で起きて
いることと関連づけられる内容、疾病リスクとの関係で検査数値の持つ意味に
ついての説明)を情報提供する。また、健診結果の経年変化をグラフ等により分
かりやすく示し、対象者が経年的な身体の変化を理解できるよう工夫する。
b 生活習慣
メタボリックシンドロームや生活習慣病に関する基本的な知識と、対象者の
行っているどのような生活習慣が生活習慣病を引き起こすかという情報提供を
する。
食事バランスガイドや「健康づくりのための身体活動基準2013(平成25 年
3月 運動基準・運動指針の改定に関する検討会)」、「健康づくりのための身
体活動指針(アクティブガイド)」等に基づいた食生活・身体活動等の生活習慣、
料理や食品のエネルギー量、身体活動によるエネルギー消費量等について、質問
票から得られた対象者の状況に合わせて具体的な改善方法の例示等を伝える。
c 社会資源
対象者にとって身近で活用できる健康増進施設、地域のスポーツクラブや運
動教室、健康に配慮した飲食店や社員食堂に関する社会資源の情報等も提供す
る。
情報提供の支援形態では、対象者や保険者の特性に合わせ、支援手段を選択す
る。主な手段としては、次のようなものが考えられる。
○ 情報提供用の資料を用いて、個別に説明する。
250