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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (69 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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もらうことから始めることで、対象者が生活習慣を確実に改善できるように支
援することが重要である。また保健指導実施者には、一度に多くの目標を立てず、
対象者が一つでも目標を達成できれば賞賛し、少しずつでも健康的な生活習慣
が対象者に根付くよう、支援することが求められる。さらに禁煙等については、
保健指導実施者から提案することも必要である。
なお、非肥満の脳・心血管疾患危険因子保有者に対する生活習慣の改善指導を
行うに当たっては、以下の点に留意すべきである。
○ 特定健診の結果で要医療に該当する場合には、まず医療機関への受診勧奨を
行い、医師等の指示に従って、生活習慣を改善するよう指導する。
○ 危険因子の原因として、生活習慣以外に加齢や遺伝等、変えることのできな
い要因があることに留意する。
○ 心房細動や家族性高コレステロール血症、非肥満のインスリン分泌低下型で
は、早期の薬物療法が必要なため、保健指導の実施に当たっては医師と相談
する。
○ 非肥満者の中には体重を自らコントロールしている者(すでに減量した者、
体重が増加しないように注意している者)が一定数含まれていることを認識
した上で保健指導を実施する。
○ 高齢者では保健指導判定値レベルで循環器リスクが高まるかどうかを個別
にリスク判断し、医師と相談の上、対応の優先順位を誤らないようにする。

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