05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (75 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
費の変化等がある。また、職域では休業日数、長期休業率等がある。
(3)具体的な評価方法
評価の対象ごとに区分した保健指導の評価方法は、以下の通りであるが、評価
指標、評価手段、評価時期等については、参考までに表 13 に整理している。
① 「個人」に対する保健指導の評価
対象者個人の評価は、適切な手段を用いて保健指導が提供されているか(プロ
セス(過程)評価)、その結果、生活習慣に関して行動変容が認められたか、ま
た健診結果と支援レベルに改善がみられたか(アウトカム(結果)評価)といっ
た観点から行う。
詳細な内容については、第4編第3章を参照されたい。
保健指導の効果に関する評価は、対象者個人に対する評価であると共に、保健
指導実施者の指導技術に対する評価にもなるため、結果を整理して指導方法の
改善につなげることが大切である。
特定保健指導についてはその「見える化」を推進し、対象者の行動変容に係る
情報等を収集して、保険者等がアウトカムの達成状況等を把握し、達成に至っ要
因の検討等を行って、対象者の特性に応じた質の高い保健指導を対象者に還元
していく仕組みを構築していくことが重要である。
② 「集団」に対する保健指導の評価
個人への保健指導の成果を、集団として集積して評価することにより、保健指
導を受けた対象者全体に対する成果が確認できる。集団の単位としては、地域や
事業所単位、また、年齢や性別等が考えられ、それぞれに保健指導歴の有無やプ
ログラム毎に区分して、生活習慣に関する行動変容の改善状況、健診結果の改善
度、また、生活習慣病関連の医療費の評価も行う。
保健指導を受けたグループと受けなかったグループの比較により、保健指導
の効果を確認することができる。例えば特定保健指導の場合は、生活習慣の変化
をみることにより、性・年代別に改善しやすい項目に着目した行動目標を設定し、
保健指導の方法(教材)等に活用することができる。
集団としての評価結果は、保健指導プログラムの改善や保健指導実施者の資
質向上のための研修等にも活用する。
③ 「事業」に対する保健指導の評価
296