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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (99 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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(2)具体的な健診・保健指導の実施・評価の手順(例)
保険者は、健診・保健指導関連データとレセプトを突合したデータを用いて、
健診・保健指導の評価を行うために、生活習慣病は予防可能であることを理解し、
予防するために何が必要かを考えることが重要である。また、予防ができなかっ
たケースのデータから、なぜ予防できなかったのかについて分析し、次の事業に
反映させることも重要である。
〔評価手順の一例b〕
① 利用するレセプトの抽出
○ 利用するレセプトは、生活習慣病に関係する病名により抽出する。
○ レセプトの病名は主傷病と副傷病に分かれているが、両方とも拾う。さらに、
生活習慣病に関係する病名が主傷病か副傷病かを分類するため、主傷病が分
かるようにデータを抽出する。
○ 病名コードは、ICD分類に基づくものとする。
② 集団の疾患特徴の把握
※高額レセプト、長期レセプト、重複疾病の抽出による突合分析
○ 高額なレセプト(例:1か月200万円以上等)を分析することにより、ど
のような疾患が高額になっているかを調べ、どの疾患の予防を優先的な保健
指導の対象とするか考える(参考様式1-1、2)。
○ 高額なレセプトだけでなく、長期に治療が継続することにより結果的に医療
費が高額になる疾患についても調べ、どの疾患の予防を優先的な保健指導の
対象とするかについても考える(参考様式2-1~3)。
○ 対象集団の特徴や健康課題を把握するため、複数の生活習慣病の罹患状況を
調べ、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、虚血性心疾患、脳卒中、人工透析を
要する慢性腎不全等の疾病毎に分析を行う(参考様式3-1~7)。

b

詳細な手順等については、平成 17 年度厚生労働科学研究費補助金「地域保健における健康
診査の効率的なプロトコールに関する研究」(主任研究者:水嶋 春朔)において「健診デー
タ・レセプト分析から見る生活習慣病管理」が取りまとめられている。

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