よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (91 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(5)保険者の役割
保険者は、健診・保健指導事業の企画立案・実施・評価の業務を行う者に対し
て、保険者自らが研修を行うことに加え、都道府県、医療関係団体等が実施する
研修を受けさせることが必要である。
また、保険者の中央団体は、最新の科学的知見に基づいた効果的な健診・保健
指導が実施されるよう、医療関係団体、教育機関等の協力を得て、資質の向上が
継続的に図られるよう、支部組織所属の保険者に対し、保険者が研修を行う際に
使用することができる学習教材等を作成・提供することや、各保険者団体が自ら
人材育成研修を企画・立案・実施できるよう支援していくことが必要である。

(6)医療関係団体の役割
公益社団法人日本医師会、公益社団法人日本看護協会、公益社団法人日本栄養
士会等の医療関係団体及び当該団体の都道府県組織は、保健指導を実施する者
の資質の向上を図るため、科学的な知見を踏まえ最新の情報をもとにした研修
会を積極的に行うことが求められる。研修会の実施に際しては、複数の医療関係
団体が協力し、共同で実施することや、公益社団法人日本歯科医師会や公益社団
法人日本薬剤師会等の各医療関係団体及び、当該団体の都道府県組織から講師
を紹介してもらうこと等、複数の職種で構成されるチームによる保健指導に繋
がるような配慮も必要である。
また、保健指導に従事する医師、保健師、管理栄養士等については、メタボリ
ックシンドロームの概念を導入した保健指導に関する知識・技術を有すること
が必須である。関係団体、学会等が保健指導に関連し、特に認定する既存の資格
(公益社団法人日本医師会認定健康スポーツ医等)の養成課程においても、その
ような観点からの研修内容が盛り込まれることが求められる。

(7)健診実施機関・保健指導実施機関の役割
健診実施機関および保健指導実施機関は、国の動向や最新の知見を踏まえつ
つ、効果的・効率的な健診、保健指導の実施を目指した、人材育成事業を企画・
立案・実施し、健診、保健指導の質の担保に努める。
また、医療関係団体、教育機関等の協力を得て、資質の向上が継続的に図られ
るよう定期的に研修を実施したり、より効果的な保健指導となるようデータ収
集や分析を行うように努める。

312