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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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3-9宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・ステイ)プログラム
従来の保健指導では十分に効果が得られなかった者や健康への関心が低い者
に対する保健指導の新たな選択肢として、宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・
ステイ)プログラムがある。これは、体験学習や相談の機会が増加すること、グ
ループダイナミクスの相乗効果等により、困難事例に対する指導法として推奨
される。非肥満の糖尿病予備群あるいは服薬中のため特定保健指導対象外とな
る者に対しても、効果が確認されており、より効果性が高く重点的な保健指導プ
ログラムとして、保健指導対象者の健康課題や保険者等の実情に応じて、利活用
することができる。
本プログラムの実践を通して、保健指導実施者と宿泊施設等の地域資源との
連携が深まることにより、従来の枠組みを越えた多様な地域連携の強化と資源
発掘、人材育成を促進し、これらが波及することによって健康な地域づくり推進
に貢献することができる。宿泊型新保健指導プログラムの概要は以下の通りで
ある。
○ 宿泊施設(ホテル、旅館、保養所等)や地元観光資源等を活用し、医師、保
健師、管理栄養士、健康運動指導士等の多職種が連携して提供する保健指導
プログラムである。
○ 旅の持つ楽しさ・快適さの中で、健康の大切さを実感できるような働きかけ
を行う。
○ 十分な時間があることを活かし、座学のみならずグループ学習、食生活や身
体活動に関する体験学習、個別面談等により、生活習慣改善の必要性につい
て理解を促し、具体的かつ実行可能な行動計画を立てる。
○ 運動実践に当たっては、参加者の健康状態や気候状況に応じたリスクマネジ
メントを行う。地域の自然環境やスポーツ施設等を活用したプログラムを実
践する。
○ 食生活指導においては、宿泊施設と連携して主食、主菜、副菜を組み合わせ
た食事の体験やバイキング実習の活用等が効果的である。
○ グループダイナミクスが醸成されるよう、参加者同士が健康感や体験談を話
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