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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (165 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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4)人材育成・研修会の企画・運営担当者
① 求められる能力
特定健診・特定保健指導に関する研修の企画者は、受講者に求められる知識や
演習の機会を提供し、受講者のモチベーションを高める役割を担う。
都道府県や保険者、学会、民間団体等で保健指導に関する研修を企画する立場
では、生活習慣病対策に関する国の動向や学会の最新状況及び現場のニーズを
踏まえ、研修会に含めるべき内容について根拠を持って提案できること、研修の
目的や目標を踏まえ研修方法(講義と演習のバランス等)を決定できること、外
部講師を依頼する場合も、全てを講師に委ねるのではなく、企画者が講師に対し
て研修全体のねらい等を適切に説明し、講師の果たすべき役割を理解してもら
うよう調整すること等が必要である。
これまでは経験則で行われていたことであっても、研修運営の具体的な手順
を確認しておくことが重要である。研修会当日の突発事項に対しては冷静かつ
適切に対応できるよう準備を整えておくことや、当日の研修担当チームでの協
力体制と役割分担も重要である。
研修の評価・改善能力を高めるために、企画段階から研修のねらいに合わせた
評価項目を設定すると共に、評価結果について報告書にまとめ、次回(次年度)
に活かすことができなければならない。
そのほかの研修企画者に求められる能力は、表7のチェックリストの通りで
あるが、以下の点に留意する必要がある。
○ 国(国立保健医療科学院)の都道府県等向けの研修について


国が実施する都道府県及び国保連合会等に対する研修では、その受講者は各
保険者が行う事業の実績及び保健指導実施者等のニーズを把握した上で、研
修の立案・運営・評価プロセスに沿って、学習を進める

○ 保健指導に関する知識・技術の向上を目的とした研修企画者に対する研修


保健指導実施者の実態把握や、関係者からの聞き取り等により、研修のニー
ズに関する情報収集を積極的に行う



実践で必要とされる能力(受講者の業務遂行能力)を特定し、それを高める
研修内容を企画できる



研修を実施する立場、受講者の果たすべき役割、職種特性等に合わせ、受講
者の意欲を高めるような研修を企画できる

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