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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (133 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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➀ 自己学習
専門職に必要とされる知識を得るのに有用である。漫然と解説書を読むだけ
でなく、まとめる、自分なりの教材を作成してみる、保健指導の時にうまく対応
(説明)できなかったことを振り返って学習する、外部研修の復習をする、等を
行う。保健指導の専門書を読むだけでなく、社会で問題になっている話題や保健
指導対象年代層が関心を持っているような事柄の情報を得ておくことも個人の
コンピテンシーを高めるのに役立つ。
保健指導対象者が関心を持つような話題の知識を持つことが、対象者とのコ
ミュニケーションを円滑にすることも多い。
② OJT
保健指導の実践場面を活用した職場内トレーニングのことであり、コンピテ
ンシー形成には重要な役割を持つ。保健指導実施者が抱える不全感あるいは達
成感等を、保健指導実践直後の感覚が新鮮なうちに、短時間でもいいので数人で
共有し、改善策を検討することの積み重ねは不可欠である。これにより自分が経
験していない場面を疑似体験できるため、現状以上の思考や対応の広がりを持
つことができる。
また、定期的にミーティングを持ち、テーマを決めて学習する、困難事例につ
いて検討する、保健指導の効果を分析する、外部研修で学んだことを内部で紹介
する、等の方法がある。ロールプレイ場面のビデオ撮影をし、振り返ることで保
健指導の癖・弱点を可視化できる。保健指導効果とスキルの関連を検討すること
により、強化すべきポイントも明確にできる。また、職場内研修に時々外部専門
家の参加を求めることで、質を高めることが可能となる。
学会・研究会・研修会において積極的に発表することにより、仕事をまとめる
能力も高まり、外部の意見に接することにより更に向上心が高まることが期待
される。経験年数を考慮し、計画的に発表の機会を持つことが望ましい。
③ 外部研修
研修実施機関に与えられた目的に合わせ、受講者層を意識したテーマ設定が
必要である。最新知識や制度に関する講義・事例紹介等の座学、事例検討やロー
ルプレイ、保健指導プログラムの作成演習、課題解決に向けたグループワーク等
の演習を組み合わせる。
a. 研修会の前に実施すべきこと
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