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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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表5-2「動機付け支援」
「積極的支援」に必要な詳細な質問項目 解説と追加質

動機付け支援・積極的支援に必要な詳細な質問項目の解説と、保健指導で活用することを
想定した追加質問と選択肢、ならびにその解説文を示している。追加質問は、対象者の保健
行動や生活習慣について、より具体的にアセスメントするための項目である。対象者の特性
や状況に応じて必要な質問を選択し、活用することが望ましい。
1. 健康意識・認識
解説:対象者が本質問項目に記入することで、自分自身の生活習慣を振り返り、望ましい生活習慣を意
識できることを意図している。対象者自身の健康状態の認識、生活習慣の改善に関する経験、特定健康
診査や人間ドックなどの健康診断の継続受診、健診後の生活習慣の改善への取り組みの有無を確認する。
保健指導では、各項目について対象者と確認しながら、対象者自身の健康への関心度や生活習慣の改善
への意欲を把握し、対象者との関係性を構築していくことに活用する。
1-1

現在の自分の健康状態についてどのように感じてい
ますか。直感的に回答してください。

①よい ②まあよい ③ふつう
④あまりよくない ⑤よくない

解説:本人が自己評価する健康観(感)は、主観的健康観(感)と呼ばれ、死亡率と強い関連がある 注1。
保健指導では、健康意識として主観的健康観(感)を把握したうえで、計画作成の際に活用する。
1-2

自分の健康のために、食生活、運動などの生活習慣
で特に気を付けていることはありますか。

①はい

②いいえ

解説:対象者自身が、まずは食生活、身体活動等の生活習慣全体を振り返ることを促し、以下の質問項
目への導入とする。保健指導では、生活習慣の改善に対する対象者の取り組み状況を把握し、質問項目
を活用してのアセスメント後の目標の立案に活用していく。なお、「はい/いいえ」よりも踏み込んだ質
問は、
「2.食生活習慣」以降の項目で具体的に確認するようにする。特定健診後、特定保健指導を受け
るまでの日数が空いている場合は、その間に開始した保健行動の有無を尋ねることで指導の糸口とする。
1-3

これまでに減量に取り組んだ経験はありますか。

①はい

②いいえ

解説:減量への取り組み経験の有無を尋ね、減量への意欲や準備状況を確認する。保健指導の場面では、
今までの取り組みの具体的内容と結果、及び減量に対するイメージを捉え、目標立案の際のアプローチ
方法に活用する。
1-4

体重を定期的に測定していますか。

①はい

②いいえ

1-5

血圧を定期的に測定していますか。

①はい

②いいえ

解説:定期的に体重や血圧を測定しているか尋ねることで、自分で健康状態を管理するという望ましい
生活習慣の意識化を促す。保健指導では、体重や血圧を測定している場合は測定の継続を促し、測定し
ていない場合はその理由を確認して、定期的な測定に向けた具体的な行動を促す。
1-6

特定健康診査あるいは人間ドックなどの健康診断を
昨年度、受けましたか。

①はい

②いいえ

解説:毎年の特定健診の受診の必要性の認識を促す。特定健診の結果から経年受診を確認できる場合も
あるが、社会保険から国民健康保険へ異動したといった医療保険の異動も考えられることから、毎年受
診を確認するものである。なお、
「毎年」と尋ねるより、直近の昨年度の受診を問うことで、確かな回答

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