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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (137 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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【参考:特定保健指導の演習例】


個別事例検討:事例から検査データの解釈、生活習慣・背景の整理、対象者
に質問したい内容、保健指導のポイントを話し合う。事例については、困難
事例を取り上げる傾向も見られるが、まずは「よくある事例」を取り上げて
丁寧に(事例)検討を行うことが重要である。



ロールプレイ:保健指導の場面を3~4 人のチームで実施。保健指導実施者
役、対象者役、観察者役を立て、どのような流れであったのか、対象者の気
持ちが動いた働きかけは何か、改善した方がよいポイントは何か等について
検討する。



ビデオ演習:面接場面を撮影したビデオを活用し、良いポイント、修正した
方がよいところ等を話し合う。各段階で知識を確認しながら進められる。



保健指導プログラム作成演習:対象者の条件に合わせ、積極的支援プログラ
ムを作成する。たとえば、被用者保険被保険者本人・男性、被扶養者・女性、
国民健康保険・高齢者等の対象者の条件を設定、個別面接かグループ支援か
どちらの方が適しているか、継続支援では電話、面接、電子メールのどの方
法がアクセスしやすいのか、ICTリテラシーやICT環境が適切か等を具体的
に検討していく。対象者の立場に立って、ソーシャル・マーケティングの4P
(Product、Price、Place、Promotion)の視点も入れて、対象者が受け入
れやすいプログラムを検討することで企画力を醸成する。



課題検討:実施率を高めるには何をするべきか、繰り返し保健指導の対象と
なる者にはどのような保健指導の工夫が考えられるか等具体的なテーマに
ついて課題を整理し、解決法を議論する。個人の能力向上だけでなく組織的
な対応の必要性を発見する等、具体的かつ前向きな解決法を考えられるよう、
ファシリテートすることが大切である。



評価演習:データを用いて保健指導の効果を分析し、課題を抽出する手法を
学習する。
以上のように、保健指導の流れに沿って実施すると臨場感のある演習が可能
となる。
研修実施者は、演習のまとめを作成し、受講者に後日フィードバックするこ
とが望ましい。

④ e-ラーニングやSNS(Social Networking Service)などICTの活用等:最近
はe-ラーニングやホームページを使った学習形態も普及し、個人のペースで
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