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05.【資料2-2】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)2/2 (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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なる。

5-5

今までたばこをやめたことがありますか。

①はい ②いいえ
③吸ったことはない

解説:禁煙経験の有無を確認する項目である。保健指導では、過去に禁煙しようと思ったきっかけや時
期、禁煙期間といった成功体験や、その後、禁煙が継続できなかった理由を把握し、喫煙者の全対象者
が禁煙に取組めるよう、禁煙支援につなげる。
追加

朝、目が覚めてからどのくらいの時間で最初のたば
こを吸いますか

①5分以内 ②6〜30分
③31〜60分 ④61分以上

解説:1日の喫煙本数と朝目覚めてから最初の1本を吸うまでの時間は、唾液中のコチニン濃度や呼気
中の一酸化炭素濃度との相関が強く、これら2項目でニコチン依存度を簡易に判定することができる注
16
。また、これら2項目は、禁煙試行後の少なくとも1カ月間以上の禁煙継続率を予測する独立した要
因であることが報告されている注17。1日喫煙本数が多いほど、また朝目覚めてから最初のたばこを吸う
時間が短いほど、ニコチン依存度が高く、禁煙が困難になる。そのため保健指導や禁煙外来への誘導を
行う上で参考となる。
6. 飲酒

6-1

お酒(日本酒、焼酎、ビール、洋酒など)を飲む頻度
はどのくらいですか。
(※「やめた」とは、過去に月
1回以上の習慣的な飲酒歴があった者のうち、最近
1年以上酒類を摂取していない者)

①毎日 ②週5〜6日 ③週3〜4日
④週1〜2日 ⑤月に1〜3日
⑥月に1日未満 ⑦やめた
⑧飲まない(飲めない)

6-2

飲酒日1日当りの飲酒量はどの程度ですか。
日本酒1合(アルコール度数15度・180ml)の目
安:ビール(同5度・500ml)、焼酎(同25度・約
110ml)
、ワイン(同14度・約180ml)、ウイスキ
ー(同43度・約60ml)、缶チューハイ(同5度・約
500ml、同7度・約350ml)

①1合未満 ②1〜2合未満
③2〜3合未満 ④3〜5合未満
⑤5合以上

6-3

1度にビール中瓶3本か日本酒3合、あるいは焼酎(25
度)1.7合以上を飲むことがどのくらいの頻度でありま
すか。

①ない ②月に1度未満
③月に1度 ④週に1度
⑤ほとんど毎日

解説:
「標準的な質問票の解説と留意事項」を参照(質問18・19)。6-1から6-3の質問は、アルコー
ル使用障害スクリーニング(AUDIT)の問1から3に相当する。必要に応じて残りの項目(問4から10)
について質問することで、AUDITによる判定が行える。
追加

現在、ビールコップ 1 杯程度の少量の飲酒で、すぐ
顔が赤くなる体質がありますか?

①はい

②いいえ

③わからない

追加

飲酒を始めた頃の 1〜2 年間は、ビールコップ 1 杯
程度の少量の飲酒で、すぐ顔が赤くなる体質があり
ましたか?

①はい

②いいえ

③わからない

解説:アセトアルデヒド代謝に関する体質(フラッシング)を簡易に評価できる。2つの質問のいずれ
かの回答が”はい“である場合は、アルデヒド脱水素酵素がヘテロ欠損型である可能性が極めて高く注
18
、ヘテロ欠損型では飲酒によって喉頭癌・咽頭癌・食道癌などのリスクが高まる可能性があるため、
適度な飲酒を心がけるように指導する。
7. 睡眠・休養
7-1

休養は充分にとれていると思いますか。

①はい

②いいえ

解説:睡眠と休養を分けた質問項目とした。保健指導では、休養によりリフレッシュできる時間を設け
ているか、ストレスを解消できるよう工夫する生活習慣をとっているか、確認していく。

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