提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (114 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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年間対象患者数(人)
約2,300人
国内年間実施回数(回)
約10,000回
※患者数及び実施回数の推定根拠等
厚生労働省 令和2年度班会議抄録集(2021年)によると、わが国の多発性硬化症患者は約18,000人と推定。その内の約8
割が疾患修飾薬を使用している(J Neurol 2015;262:831-6)と仮定すると算定可能な推定対象患者数(推定される疾患修飾
薬使用患者数)は約14,400人。施設基準、人員要件などを考慮すると実際の算定患者数はこれを下回ると考えられる。常勤
の神経内科専任外来看護師6名を配置し多発性硬化症の看護外来を積極的に実践しているA病院において2020年内に疾患修飾
薬使用中の患者182名の中で看護外来が必要と判断され実施した患者は30名/182名(16%)。それを参考に12,000x16%=約2,300
人が対象患者数と推定。問題の個別性から看護外来の実施回数は1回のみから毎月までと様々であり、上記A病院の年間延
べ実施回数は134回。これを参考に14,400x134/182の計算式から年間約10,000回とおおまかな年間実施回数を推定。
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
多発性硬化症(MS)の特徴とも言える慢性再発性/慢性進行性、症状/経過の多様性、好発年齢(若い世代に発症)などから患
者が抱える問題はきわめて多彩で個別性が高く、内容を変えながら長期にわたる。問題解決には医療者側の疾患理解はもと
より、患者個々の状況に沿った「生きる」を支える知識、技術が求められる。これらは看護師の重要な業務であり(看護
チームにおける看護師・准看護師及び看護補助者の業務のあり方に関するガイドライン及び活用ガイド 2021年改定版)、
実施にあたってはMS患者の診療に十分な経験・知識を有する看護師が行うことが望ましい。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
(脳)神経内科を標榜している
複数の多発性硬化症患者を継続して診療している
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
常勤の(脳)神経内科専任外来看護師が1名以上在籍している
難病看護学会認定難病看護師あるいは難病患者への実務看護歴10年以上の常勤の(脳)神経内科専任外来看護師が実施
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
十分なプライバシー保護を保証できる個室環境を確保し1回の指導時間は少なくとも30分を超えなければならない
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
問題なし
B
妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
250点
その根拠
小児特定疾患カウンセリング料(公認心理師による場合)の点数(区分番号B001-4ロ 200点)を参考に、実施時間の要
件、実施者の職能/要件を勘案した。なお、指導内容の特徴から、在宅自己注射指導管理料と同様に難病外来指導管理料と
の併算が認めるが在宅自己注射指導管理料との併算は不可。
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
区分
番号
技術名
なし
なし
その他(右欄に記載する。)
具体的な内容
なし
増(+)
プラスマイナス
予想影響額
なし
予想影響額(円)
25,000,000円/年
その根拠
予想年間実施回数(10,000回)x希望点数x10 = 22,500,000円で計算
備考
なし
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
なし
器又は体外診断薬
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
3)調べていない
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
なし
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
なし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
特になし
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