提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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申請技術名
申請学会名
259201
脳血管疾患等リハビリテーション (H001)
日本小児精神神経学会
概要図書式
【技術の概要】
【既存の検査法(基準)との比較】
公認心理師について、脳血管疾患等リハビリテーションにおいて、現在
は保険診療に収載はないが、臨床現場では、公認心理師は、心理検査、
心理教育、心理面接・心理支援(個人/集団 外来/入院)、家族支援、
アウトリーチ、チーム医療などを実施している実態がある。その内、心
理教育、心理支援など、その多くは心理治療(リハビリ等)である。
「(4)脳血管疾患等リハビリテーション料は、医師の指導監督
の下、理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士の監視下に行われ
たものについて算定する。また専任の医師が直接訓練を実施した
場合にあっても、理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が実施
した場合と同様に算定できる。」 ⇒ 実施者に「公認心理師」
を追記する。
尚、実施できる公認心理師は、対象となる各疾患へのリハビリ
テーションに関する適切な研修を受講修了した者とする。
【対象疾患】
・脳梗塞、脳出血、くも膜下出血その他の急性発症した脳血管疾患又は
その手術後の患者
・脳腫瘍、脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍その他の急性発症した中枢神経
疾患又はその手術後の患者
・多発性神経炎、多発性硬化症、末梢神経障害その他の神経疾患の患者
・パーキンソン病、脊髄小脳変性症その他の慢性の神経筋疾患の患者
・失語症、失認及び失行症並びに高次脳機能障害の患者
・難聴や人工内耳植込手術等に伴う聴覚・言語機能の障害を有する患者
(自閉症、注意欠如多動症、学習障害などの「発達障害」を含む)
・顎・口腔の先天異常に伴う構音障害を有する患者
・舌悪性腫瘍等の手術による構音障害を有する患者
【備考】
実施者が「公認心理師」の追記は、H001 以外に、以下の リハビリ
テーション料の基準に該当すると考えられる。
H001
H000
H001-2
H006
H007
H007-2
H007-3
H008
脳血管疾患等リハビリテーション料
心大血管疾患リハビリテーション料
廃用症候群リハビリテーション料
難病患者リハビリテーション料
障害児(者)リハビリテーション料
がん患者リハビリテーション料
認知症患者リハビリテーション料
集団コミュニケーション療法
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【有効性及び診療報酬上の取扱い】
脳血管疾患等リハビリテーションにおいて、対象疾患は、高次
脳機能障害の他、「言語障害を伴う発達障害等」を含んでいる。
現在は保険診療に収載はないが、臨床現場では、公認心理師が、
高次脳機能障害のリハビリテーションの他、発達障害においても
心理検査、心理教育、心理面接・心理支援(個人/集団 外来/入
院)、家族支援、アウトリーチ、チーム医療などを実施している
実態がある。公認心理師がリハビリの実施やチーム医療としてリ
ハビリテーションおよび本人、家族、地域移行などの支援を行う
ことで、入院患者の早期の退院に寄与する。
また、発達障害である注意欠如多動症(ADHD)においては、心
理社会的治療のエビデンスも出ておりガイドラインもあるが、発
達障害等への外来診療(リハビリ)の早期からの介入は、発達障
害に随伴し易いといわれる、二次障害や併存疾患の出現(社会的
引きこもり、精神疾患(うつ、不安症)や外在化行動(反抗挑発、
素行症など反社会的行動)の減少につながり、経済的損失を減少
させ、健康寿命を伸ばす。